Vol.0051 女ひとりインド旅5~荷物は必要最低限~  [2014/10/15更新]

マザー・テレサの施設
死を待つ人の家でのボランティアも、
初日の衝撃をなんとか乗り越えたあとは
割と平常心でボランティア活動に
勤しみました。

洗濯干しや取り込み、片づけ、
食事介助がマツコの主な仕事。

カーリガートの屋上に上がって、
インドの街の喧騒を聞きながら洗濯物をほす。

暑く、どこまでも晴れ渡った空の下での作業は、
とても気持ち良かったのを覚えています。

そこでのボランティアは、
世界各国から色んな国の人が参加していました。
が、ひとつ違和感を持ったことがあります。

それは、
各国のボランティアは年齢も性別もさまざま。
だけど日本人だけ20歳前後の若者ばかりだったこと。
(たぶん学生さんだと思われます)

なんとなく諸外国との
ボランティアに対する意識の違いを感じました。

ボランティア=募金?
ボランティア=余裕のある人がすること?

特に二番目は、
実際にマツコが親から言われた言葉です。

この「余裕」ってなんだろう?

お金?時間?気持ち?
それとも全て?

うまく言えませんが、諸外国の人達も
子どもがいたり、仕事があったりと…
30~50代は忙しい世代のはず。

でも、他の国の方は年齢層に偏りがなく、
その世代の日本人は極端に少ない。

なぜだろう。
結局、この違和感についての
明確な答えを出すことができず…

「おばちゃんになったときにもう一回来よう」

とこっそり心の中で誓いました。

さてさて、
そうは言いながらもマツコが泊まった
「マザー・テレサの施設でボランティアをする
日本人のためのゲストハウス」
で居合わせた人たちは、

たまたまなのか、
20代前後の若者とは少し違い、
ちょっぴり個性的でした。

一人は、50歳代の高校の数学の先生(男性)。
もう一人は、20代(半ば?)の女医さん。

男性教師は、
“自分が20代の頃旅したインドを同じルートで旅をしたい”
という目的を持った旅の途中でした。
コルカタのあとは南インドへ行くと言っていました。

女医さんの方は、
“ちょうど、休暇が取れたから”
とのことで、詳しく理由は聞いてなかったのですが
今思えば、インターンの間だったんじゃないかなあと思います。

女医さんとは一緒に鍵を買いに行ったり、
お土産を買いに出かけました。

そうそう、鍵!
マツコは、約2週間の旅とは思えないほど
ちっさい普通のリュックで旅をしていました。
一人だし、何かあった時にできるだけ小さな方が
守りやすいと思ったからです。

守るものが多すぎると
本当に大切なものまでそれに埋もれて
守りきれないことがありますから。

一応、事前の知識から南京錠を一つ
チャックに着けていましたが、インド母いわく

「セキュリティーがなってない!」

リュックだったそうで、
南京錠とチェーンを買いに行きました。

後に、「このチェーンの偉大さ」
を痛感する出来事がありましたが
それはまた今度…。

ちょっぴり
格好よく「守るもの」について書きましたが、
これって普段の看護業務でも言えることだと思います。

例えば、自分の処置台の上に
つい、色んな物を目一杯詰め込んでしまう……。

ヘパロック、消毒綿、体温計、血圧計、聴診器、点滴、薬
シリンジ、手袋、ゴミ袋、テープ、同意書などの書類etc…

もう、たーんまり★

そして、ポケットの中もいっぱい。。。

ボールペン・黒ペン(他色々ペン多数)、メモ帳、
印鑑、はさみ、
コッヘル、テープ、ヘパロック、
消毒綿、手袋etc…

両ポケットがパンパン!!

マツコは、じぶんのお肉で白衣がパンパンになるにつれ
(ベテランになるにつれ…?)
太いメモ帳や余分なボールペンたちが
ひとつ減り、ふたつ減り…

最後は本当に必要最低限なものしか、
残りませんでした。
もちろん、処置台に置くのも、
必要最低限なものだけ。

じゃないと「ごっちゃ」になってしまうから。
物品も、仕事も…。

これはあくまでマツコの経験上のお話ですが、
処置台が「ごっちゃ」になると、
仕事も「ごっちゃ」になりがち。
効率が悪く、最後まで残る日が多かった気がします。

特に、「新人」の時や、「転職や異動したばかり」の時は、
ナースコールへ“すぐ反応&対応”するために、
ついつい余分なヘパロックや消毒綿、
手袋などを持ち歩きがちなので、要注意!

と、いうわけで、
もし、抜けが多かったり
仕事がなかなか早く終わらなかったりする方は
一度、ポケットや処置台を見直すことをオススメします♪

もし、「ごっちゃ」なら…
(1)まずは必要最低限に片付ける。
(2)そして、片づけのタイミングを決める。
この2つを実践するだけで、
グッと仕事が効率的になるはず…!

振り返るタイミングとしては…
・朝の1ラウンドが終わって帰ってきたとき
・午前中の清潔ケアが終わったとき
・お昼休憩前
・午後のラウンドが終わったとき
・ケアや処置が終わったとき

その都度、その都度、
仕事がひとつ片付いたら
使った物品やゴミを片付ける。

じゃないと、
「本当に大切な仕事」まで
不必要なものの中に埋もれてしまうんですよね。

あっ、ちなみに整理整頓は仕事の話であって、
マツコも含め、「看護師さんの多く」は
家ではかなりだらけちゃっている人が多いはず…。

100%、もしくは120%くらいの体力・気力を
仕事で使い切ってしまうので、
自宅に戻るともう電池切れ。

どうにか食べて、
お風呂に入って、
寝ることで精一杯な日もありますので…。
うふふ♪

と、話がインドから現実に戻ってしまっていましたが、
次回はいよいよインドの母の元を離れ
コルカタからデリーに向けて
ひとり旅のお話です。

マツコさん、
プロポーズされちゃったり、
生命の危険を感じたり、
大変な回になりそうです(笑)

お楽しみに~!!

マツコ