特定機能病院と看護覚え書き書[2015/05/21更新]

みなさまこんにちは。
GWも終わり、
GWを満喫した方も
GWなんて関係なく走り回っていた方も、
気づけば5月も下旬ですね!

良いお天気を
病院の中から見ていると
ついつい

「何か良いことないかなぁ…」

とつぶやいてしまいますよね。

さて、題名にもあります
“特定機能病院“ですが、
最近、一般のニュースでもよく聞かれます。

(あまり、良いニュースとして
取り上げられていないところが残念ですが…)

たまたまスタートが大学病院だったマツコにとって
特定機能病院や機能評価というものを
身近に感じていましたが、

今回の報道を機に少し調べてみると
全国でも86病院しか認定されておらず、

1992年の医師法改正の際に
制定されたものであり、

まだ23年の歴史しかないそうです。

これからまだまだ、
変わっていくものだと思います。

マツコが以前勤めていた病院では
制定翌年には特定機能病院を取得していましたが、
取得したら終わり、ではなく
1年に1度は監査が入っていました。

各マニュアルを見直すのはもちろん、
・救急カートの見直し
・基本的な整理整頓
・病院理念を名札の裏に入れて空で言えるように覚える
・火災、災害時の対応や避難方法のチェック&見直し…

は、まだまだ良いとして、

自分の受け持ち患者さんのカルテに
白羽の矢が当たってしまったら

大変!!

主任さん、師長さんも巻き込んで…
チェック!
チェック!!
チェック!!!

また、監査は、その監査日だけではありません。

(都市伝説のように)監査の数週間前から
患者さんに紛れてチェックされているという
噂?があり、
病棟の外に出るときは
いつもドキドキしていました。

特にスーツの人を見かけると
できるだけとぉ~くに離れるようにしたり(笑)

普段通りしておけば良いだけなのですが、
万が一、自分の対応が不十分だったらどうしよう…と
ビビり屋のマツコはビクビクしていました。

とはいえ、マツコがナースとして走り出した当初は
紙カルテを外来に運んだり
検体を運んだり
薬局に走ったり
外来受診の介助をしたりと、
病棟の外に出る仕事も多かったので
余計ドキドキしていた記憶があります。

しかし、看護師歴を重ねるにつれ
カルテは電子カルテに変わり
検体などを運ぶポーターさんという職種ができたり、
助手さんの人数も増え、
助手さんの遅出・早出はもちろん、夜勤がある病院もあり、
同意書が必要な検査や看護師付き添い必須の外来受診以外は、
助手さんが介助してくれるため、
病棟看護師が病棟の外に出ることは
昔に比べ、かなり減ったと思います。

また、シーツ交換の業者さんがいたり
患者さんの清潔ケアも点滴などがなく、
比較的元気な方であれば、
助手さんが清拭や洗髪をしてくれるようになりました。
(そんな助手さんの為の実習制度も充実しています)

看護師が今まで行っていた仕事で、
看護師でなくてもできる仕事は
機能別にサポートしてもらえるようになった、という印象です。

しかし、だからと言って
仕事が楽になったというわけではありません。

以前はなかった
看護評価に伴い、
看護指示や計画の見直しを毎日おこない、
カンファレンスや入院・術前・退院指導などが充実。

より患者さんの個別性に合わせた看護や医療が
提供されるようになった、と思います。

だけど、なんだろう。

より看護師は、看護師でないとできないことを
専門的に援助できるようになったはずなのに

私は時々、ひとつやり方を間違えてしまうと
患者さんが遠くなってしまう看護に
なってしまうのではないかと思うことがありました。

外来受診の移送や清潔ケア、シーツ交換…
確かに看護師でなくてもできる援助・介助かもしれません。

しかし、ここで関わることで得ることも沢山あります。

患者さんとのコミュニケーションの場になることはもちろん、
何気ない会話が情報収集になり
看護計画や指示に結びつき
退院後の生活指導にもつながっていきます。

華奢なおばあちゃんだと思っていた方の背中拭きをしたら、
びっくりするくらい引き締まった背中と腰周りで
よく話をするとダンスを長年していらっしゃるとか…

ご家族と一緒に手浴をしながら
自宅でのことをお話するとか…

外来受診を一緒に待ちながらの会話で
意外な趣味や特技を知るとか…

それらは、普段のバイタル測定時じゃ、
なかなか気づけない・引き出せないものです。

できるだけ、日々の環境整備や点滴交換、
服薬の際などで、気付けることに対してアンテナを張るようにしていましたが

それも看護師としてスタートを切った時は
まだまだ患者さんとの関わりが多かった時代だったからこそ
学ぶことができたものでもあります。

ですから、今、スタートを切っている看護師さん達は
本当に大変だと思います。

どうか、
シーツ交換や外来受診、
検体の取り扱い、
簡単な清潔ケアも
単なる業務ではなく、
看護のひとつであることを
忘れずに大切にして欲しいなぁと思います。

みなさんも
看護学生の時に、
1度は読んだことがあるであろう

「ナイチンゲールの看護覚え書き書」

覚えていらっしゃいますか?

マツコもずいぶんと長い間、
本棚に飾ったままになっていましたが
何年か前に引っ張り出してパラパラと読み返してみたところ

当たり前だけど、看護の基本が書いてあり
看護師としての自分を見失わないように
ハッと何かを思い出させてくれるものでした。

新人さんじゃなくても
ちょっぴり5月病になりそうなこの季節。

リフレッシュがてら
本棚の奥にしまってある
あなたの看護の基本を、
引っ張り出してみてはいかがでしょうか?

マツコ