訪問看護師として働く日々は、病棟や施設勤務ではなかなか味わえないユニークな瞬間の連続です。
患者さんの自宅という、いわば “生活の現場”におじゃまするからこそ生まれる出来事や、移動中に感じる四季の移ろい、予想外のハプニングまで。
その一つひとつが、笑い話になったり、ちょっとした癒しになったりします。
今回は、そんな訪問看護師ならではの「あるある」を10個集めました。
現役の方は共感していただきながら、これから訪問看護に挑戦する方は少しワクワクしながら、ぜひご参照ください。
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訪問看護師あるある体験談をお届け!
訪問看護師の仕事は、患者さんの健康を守るだけでなく、その人らしい暮らしを支える大切な存在。
だからこそ、病院勤務では出会えない日常の一コマがたくさんあります。
そんな日々の中で、思わず共感してしまう、訪問看護師ならではの「あるある」エピソードを10選ご紹介します。
1.夜勤がない
転職して最初に感動したのは、夜勤がないこと。
土日休みのスケジュールを見て、あまりの嬉しさに思わず家族に自慢してしまった。
今では生活リズムも整い、趣味の時間が増えて心にも余裕ができた。
2.日焼けしてしまう
自転車移動なので日焼けで真っ黒。
夏は何度、日焼け止めを塗り直しても追いつかない。
完全防備しているはずが、ふと鏡を見ると“こんがりトースト”状態になっている。
3.直行直帰が多い
直行直帰の日は、仕事終わりにそのままスーパーやカフェに寄れるのが密かな楽しみ。
通勤ラッシュとは無縁で、夕方の空の色をのんびり眺められる贅沢さは、訪問看護師ならでは。
4.忘れ物をしなくなった
事業所と訪問先が離れている日、うっかり物品を忘れたときの絶望感といったら……。
往復時間を計算しながら「なんで確認しなかったの…」と自分に小言。
以後、持ち物チェックが習慣になった。
5.成長を感じる
ひとりで判断し、処置し、記録する。
最初は不安だったけれど、回数を重ねるごとに肝が据わり、ちょっとやそっとでは動じなくなった。
自分でも驚くほど、成長していると思う。
6.工夫の達人化
器具が揃っている病院と違い、訪問先では限られた道具と物品しかない。
時には工作のように工夫を凝らして対応することも。
「これ、家にあるものでできますよ」と説明する瞬間は、ちょっと得意げ。
7.晴れのありがたみを感じる
天気予報チェックは仕事の一部。
雨の日はカッパに荷物カバー、台風接近の日は心配で前日から準備。
移動も処置も一苦労で、晴れた日のありがたみを心から実感する。
8.ペットたちに癒される
訪問先で猫や犬と出会う確率が高い。
玄関でゴロゴロ甘えてくる子もいれば、帰り際に「もう帰るの?」とでも言いたげな目で見つめてくる子も。
動物好きにはたまらない癒しの時間。
9.階段なし4階がしんどい
階段なし物件の4階に当たった日、重い荷物を抱えて上がると足がプルプル。
でも利用者さんの笑顔を見ると、不思議と疲れが吹き飛ぶ。
帰り道はちょっと筋トレ気分。
10.ご家族の健康相談をされがち
訪問したお宅で、患者さん以外のご家族の健康相談を受けることもしばしば。
「それ、娘さんのお話ですよね?」と心の中で思いつつも、頼られていると感じて少し嬉しい自分がいる。
まとめ
訪問看護師の毎日は、計画通りにいくことばかりではありません。
天候や道順、予期せぬご相談や動物たちとの遭遇まで、まさに“現場力”と柔軟性が試される連続です。
でもその分、患者さんやご家族と深く関わり、信頼関係を築けるのも訪問看護ならではの魅力。
何気ない会話や「ありがとう」のひと言が、大きなやりがいに変わります。
これから訪問看護を目指す方も、すでに働いている方も、この“あるある”を通して、自分のやりがいや楽しさを見つけてもらえたら嬉しいです。
皆さんの職場にも「あるある」エピソードはありますか?
「そうそう!」と共感できる話や、ちょっと笑える体験談があれば、ぜひ教えてください。
あなたの声が、次の“あるある”として仲間たちをクスッと笑顔にするかもしれません。
そんな「看護師あるある」体験談を48個集め、ご紹介しています。どうぞ、ご参照ください。

スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。






