お疲れやまです、みなさんあわただしい毎日に体調くずしてないでしょうか?
なるんの場合、忙しい間アドレナリンも出ているので乗り切れるんですが、終わると途端にカラダの芯まで燃え尽きるのか、熱出して寝込むことが多いです。
なので今はできる限り軽くすむように、くるな、と思ったらムリせずスケジュールも詰め込まないようにしています。て言ってもムリな時はあるんですけどね(みなさんもそうだと思います)
ナースさんなので、自分以外の心身は大事に考えていると思うんですが なかなか自分のことに時間とってあげられないかもしれませんが、どうかスキマ時間ででも大事にしてくださいね。
では!きょうは、夜勤もやるようになって、初めてのお看取りに立ち合わせてもらった時のお話です。
なるんの中でも大切なエピソードになります。なので心して書こうと思っています!
なるんは、もともと着火すると感情が爆発しちゃうタイプなんですが(着火するまで長いんですがボヤで済まないタイプ)、これはすぐに着火しちゃったお話ですね(若かった笑)
悪性の腫瘍があったそのご主人bさんは、日に日に意識レベルや呼吸状態が落ちていっていました。
家族も連日泊まりこみ。
奥さんもお子さんたちと言ってももう成人をこえた、その頃のなるんと同じくらいの年のお兄さんとお姉さんでしたが、普段の会話や立ち振る舞いからも、ご主人、お父さんを想っているのが伝わってきて、
「ホントにいい家族だなぁー」
と訪室するたびに感じていました。
プライマリーではないにしろ、同じチームで関わらせてもらっていたので、私も入職からどんどん思い入れが強くなったbさん。
bさん自体もおだやかで、気のいいおじいさんといった印象でした。
いよいよという時、自分が夜勤、もしかして、なるんの勤務時間中お看取りになるのか?? という変な興奮状態で迎えたその夜勤。
なんかあったらすぐ呼んで、と主治医も心配してるようでした。
はい!と運動部ばりの良い返事をしたのち、ラウンドしたなるんがお部屋にはいると、あれ?
bさんの部屋に、奥さんしかいません。 いつも寝たり起きたりそこで生活してたお姉さんとお兄さんがいない。
奥さんにきいてみると、連日の付き添いのせいなのか、体調くずしちゃって、2人とも一旦家に帰ってるのよ。とのこと。
「えーーー! もしかしてもうすぐお見送りの時かもしれない。すぐ呼び寄せた方がいいの?
でも具合悪いっていうから休んでもらう必要もあるだろし…第一私がそんな判断して、
やっぱり今夜じゃなくて体調よりくずしてほんとの時に付き添えなかったら…
………むりむりむり、どしたらいんだー!!」
頭のなかはぷちパニック。
大分こわばった顔でステーションに戻り、すぐに必殺!先輩ナースに相談しました。
先輩ナースも、えー!帰っちゃったの?とびっくり。
いっしょに担当のAせんせーに確認すると、いやダメでしょ、戻ってきてもらってよ間に合わなくなるよ。とのこと
そーだよね、と思いつつ、奥さんに伝えます。奥さんもすぐことの事態を把握してくれ、
「わかった、すぐ呼ぶね」
しかし、お姉さんにはすぐ連絡ついたのですが、なぜかお兄さんの方には連絡がつかない!
あせあせあせ!
「とにかく連絡続けてみるね!」
奥様の焦りも伝わってきます。
なるんも、気が気でないですが、他にも受け持ちの患者さんはいるし、やるべきことをやらなくては、と切り替えに必死(でも切り替えヘタ)
やっと消灯を迎え、眠前のおトイレラッシュや、お薬ラッシュを越えて。静かな時間が訪れました。
「連絡ついただろうか…」
bさんのお部屋に急いで行くと、まだお兄さんに連絡がつかない、と奥様が焦ったまま。
お姉さんもまだ着いていません。
肝心のbさんは、というと、なんだかとても穏やかな表情。ですが、血圧などのバイタルサイン値は確実に落ちてきています。
これは…..と
何をどうしたらいいんだ、とさらなる混乱を心のなかだけで迎えていると、暗がりの病棟にAせんせーが現れました。
後編へ続きます。
次回も読んでもらえたら嬉しいです🐙





