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看護師が海外に転職する方法とは?各国の特徴についてもご紹介!

看護師として働いている皆さんのなかには、「将来海外で働きたい」と考えている方も少なくないでしょう。
また、「子どものころ海外で働くことが夢だったが、日本で看護師になってしまったから無理なのでは?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、日本人看護師が国際看護師として海外で活躍するケースは決して稀ではありません。

この記事では、看護師さんが海外で働くためにすべきことや、働く国ごとの条件や特色についてご紹介します。

海外で看護師が働くメリット

1.海外で身につけた知識や経験を日本の医療で活かせる

海外でのキャリアは、日本に戻ったときにも大きな強みになります。
もちろん、特定の語学力があれば日本の医療現場でも十分に活かせるため、帰国後のキャリアアップに役立つでしょう。

2.国によっては高収入が期待できることも

日本の看護師さんは高給といわれていますが、海外でも日本の1.5倍ほどの高収入が期待できる国あります。
フットワークが良好なうちにしっかり稼いでおきたいという方にとっては、海外で働くという選択肢も魅力的かもしれません。

海外で看護師として働くには?

ここでは、看護師さんが海外で仕事をするための選択肢についてご紹介します。
それぞれ必要なものや履修すべきことがあるため、くわしく知っておくと役立つでしょう。

看護師が海外で仕事をする方法としては、

看護ボランティアとして看護職に従事すること、

国際看護師として働くことの2つがあります。

看護ボランティアは短期的に海外で看護業務を経験したい方に向いており、国際看護師は長期にわたって海外でキャリアを積みたい看護師さんに向いています。
活躍できる国の傾向も看護ボランティアと国際看護師では異なるため、ご自身がどのように海外看護に携わりたいか考えて選ぶと良いでしょう。

1.医療ボランティアとして海外で活躍する 

先進国で新しい医療を学ぶよりも、発展途上国の医療の発展に貢献したいと考えている看護師さんもいるでしょう。
そのような方なら、医療ボランティアとして海外で看護の仕事にあたる方法もあります。

留学する費用などを用意しなくても、海外に渡航して看護の仕事に就ける所が魅力という方も多いのではないでしょうか。

海外で医療ボランティアとして働く方法には、以下の3つがあります。

1.青年海外協力隊

独立行政法人国際協力機構による、政府開発援助(ODA)として実施されている事業です。
アジア・アフリカや中東・中南米を中心とした発展途上国へ派遣され、現地で生活しながら看護業務に携わります。

看護師の応募資格は、「看護師として3年以上の実務経験を有すること」となっていることが多いですが、募集ごとに条件が異なる場合もあるため調べて確認しましょう。
語学力は英検準2級~3級程度とされていますが、派遣される国によっては英語以外の言語を現地へ行ってから身につける必要があるかもしれません。

青年海外協力隊の看護師は「ボランティア」となってはいますが、渡航や現地で生活するために必要な費用は支給されます。
また、協力隊に従事している間無給となる方に対しては、帰国してからの生活にかかる費用として「国内手当」が日本国内の口座へ支給されます。

派遣期間は1年~2年で、春と秋の年2回隊員の募集がされます。
ホームページから応募を受け付け、1次選考を行います。
その後、語学力や健康状態、実務スキルなどの2次選考を経て面接を行い、合否を決定します。

2.国境なき医師団

発展途上国のなかでも難民居住地や紛争地帯、災害復旧途上地などがおもな派遣対象となり、それらの地域で足りていない医療の援助を行う民間国際団体「国境なき医師団」による活動です。
国境なき医師団で看護に従事する場合も、ボランティア扱いですが給与は支給されます。

看護師の応募資格は、基本的には臨床の現場で3年以上実務経験があり、直近で2年以上のブランクがないことです。
また募集によっては、その他の経験(感染管理や熱帯医学の臨床経験、教育経験など)が加わる場合もあります。

語学力についてははっきりした基準はないものの、英語かフランス語(国境なき医師団がフランス拠点の機関のため)でメンバーと不自由なくコミュニケーションを取れることが必要です。
応募書類を提出して書類審査を実施し、面接を経て合格後に正式登録の手続きを行います。
派遣先が決まる前には「派遣前研修」を実施し、派遣先決定後に出発前の打ち合わせを行い、渡航するという選考過程です。

現地への派遣期間は半年から1年ですが、看護師は応募者数が多いため応募から派遣までの期間が1年ほどかかる場合もあります。

3.ジャパンハート

国内外への医療協力を目的とした日本国内のNPO「ジャパンハート」による活動です。
海外への医療支援活動はアジア諸国が対象で、派遣地域は自然災害の被災地や、医療体制が整わない僻地や山岳地が中心となっています。

看護ボランティアの現地派遣期間は数日から1週間ほどの短期で、応募資格は募集によって異なりますが経験不問というケースもあります。
また語学に関しては、通訳が現地で同行してくれるため不問です。

他のボランティア派遣とは異なり、参加費や渡航費はご自身で用意する必要があります。
しかし海外で経験を積みたいと思ったときにすぐ現地へ渡れ、短期派遣のためかかる費用も10万円程度までと留学するより低く済む点はメリットでしょう。
ちなみにジャパンハートは、アジア諸国への海外医療協力のほか、自然災害で被害を受けた地域を対象とした国内での医療ボランティア活動も行っています。

2.国際看護師として働く方法

長期で海外滞在して働きたい方におすすめなのが、「国際看護師」として海外の病院に勤務する方法です。
語学が堪能で、すぐ海外の医療現場で活躍したい方なら魅力的な就業先でしょう。
国際看護師になるためには、就業したい国の看護師に関する資格試験を受け、合格することが必要です。

なお看護に関する試験を実施する国もあれば、学位があれば語学試験だけで資格を受けられる国もあります。
その上で看護師登録をしますが、その際には以下の書類を用意しなければなりません。

・申請書
・学校の卒業証明や成績を証明できるもの
・職務経歴がわかるもの(職務経歴書でOK)
・看護師であることを証明するもの
・語学試験の結果がわかるもの
・現職場の紹介状
・出生に関する証明ができるもの(出生証明書など)

上記のほか、就労ビザを取得しておくことも忘れずに。
もちろん申請料金の用意をはじめ、ご自身の身を守るため保険に入っておくことや渡航・居住に関する手続きも必要です。

3.国際看護師として働くことで身につくこと

1.日本とは異なる文化や価値観を理解しながら、宗教観なども踏まえて患者さんに接する力】

国際看護師は渡航先の国で長い間看護業務に携わることになります。
日本とは異なる価値観や文化に対する考え方が身につき、日本で看護にあたっていたときと同様に患者さんとじっくりコミュニケーションを取ることが仕事の一環となるでしょう。

2.自主的に判断し、行動できる能力】

一定の語学力を身につけて渡航したとしても、現地に渡れば言葉以外に現地医療の仕組みや考え方など、日本とは違うことを沢山学ぶ必要があります。
誰かが教えてくれるという機会も滅多にありませんから、自分から進んで身につけなければなりません。
その都度的確な判断をし、自分で決めて動けるようになるまでに苦労はあるでしょうが、その分得られるものも多く大きいことでしょう。

4.各国の特徴は?

国際看護師として働きたいなら、どんな国を渡航先として選ぶかも大切ですね。
以下に、日本人の国際看護師がおもに活躍している国についておおまかな特徴をご紹介します。

アメリカ

看護師資格の取得に関するハードルは、今回ご紹介する他の国よりは高め。
しかしその分看護師の収入は高く、日本の看護師の1.5倍くらいの年収も目指せます。

イギリス

英語の試験を受けて書類申請をし、20日の研修・実習を受ければ就労できますが、本国の学位が必要となるため渡航後一定期間(1年の場合が多い)大学院または大学に通学して学位取得をします。
就労のハードルは学位さえ取れれば高くありませんが、収入は日本の看護師よりも若干低めになる可能性があります。

オーストラリア

日本の学位を持っており、看護師として就労経験があるなら語学試験だけで看護師資格が取れます。
短大・専門学校卒の看護師さんの場合は、現地で大学の学位を取得する必要があります。

看護留学をしてみて海外就労を考えるのも手

海外ですぐ看護師として活躍できるスキルはないけれど、語学力などを現地で身につけて学位を取り、いずれ国際看護師になりたいと考える方には「看護留学」という手もあります。

看護専門の留学エージェントなどもあり、さまざまな国に対応したスケジュールやプランを提供しています。

現地の生活に馴染んでから看護師になることを考えられるため、国際看護師として活躍するための準備期間として留学することを選択する方も多いようです。
一定期間しっかり勉強し、働きたい国での生活に慣れてから仕事に就けるため、海外で看護師として働くための選択肢として看護留学も人気が高まっています。

まとめ

今回は、海外で看護師として働く方法についてご紹介しました。

国際看護師になるためには、働きたいと考えている国の特徴や看護師資格取得に関する知識を身につけ、しっかり計画を立てなければなりません。
渡航すれば比較的短期間で就労できる国もあれば、年単位で勉強が必要な所もあります。
「海外でどんなことをしたいか」「海外経験を経てどんな看護師になりたいか」など、ご自身の展望を明確にしてチャレンジすることが大切ですね。

将来国際看護師になることを視野に入れている方が、先に留学や看護ボランティア活動をしてみるケースも少なくありません。
国際看護師として働く国と、ボランティア活動をする国とでは特徴などが異なる場合もありますが、短期間でも国外の医療現場に触れてみることは大きな自信にもつながるでしょう。

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