介護者は、「終わりの見えない」ストレスを抱えながら、精神的にも肉体的にも疲弊しています。介護者の肉体的な疲労は、ケアを代替すれば癒すことができますが、安心してケアを任すことができなければ、精神的に解放されることはありません。
スーパーナースの目指すレスパイトケア
介護者が介護から完全に離れ、心身ともにリフレッシュできる時間を実現することです。 介護から看護まで、家族の日常的なケアをマン・ツー・マンで提供できるだけではなく、専門知識を持った医療従事者=看護師がケアにあたることで、安心して全てをお任せいただけます。これがスーパーナースのレスパイトケア、『介護の休息』です。
レスパイトケアが社会的に認知されていないため、介護を休んだり、自分のために時間を使うことに後ろめたさを感じるためです。
私たちスーパーナースは、様々な事業者とのコラボレーションによって、介護者がリフレッシュするための環境作りを推進しています。
レスパイトケアをテーマにしたサービスが、もっと世の中に広がれば、介護者は気兼ねすることなくリフレッシュできるようになるはずです。
スーパーナースが発信するレスパイトケアのコンセプトが、たくさんの事業者に伝播することで、レスパイトケアのネットワークが広がっていくことを願っています。
介護者が心身ともにリフレッシュするためには、ただ休息するだけではなく、非日常的な空間で非日常的な時間を過ごす方が効果的だと考えています。旅行好きな方なら、近くてもいいから一泊旅行をしたり、趣味を持っている方なら再開するのもいいでしょう。
同窓会なども積極的に参加することで楽しい時間を過ごせるに違いありません。女性ならばエステ、スパなどもリフレッシュには最適です。
山本さん(大田区)の場合
山本さんは脳梗塞で15年前に倒れたご主人をずっと在宅で介護されています。
スーパーナースと出会う前は、近所での買い物以外はなかなか外出もままならず、泊りがけの同窓会も、ご主人のことが気になってしまい、心から楽しむことができません。
ホームページを通してスーパーナースの在宅看護サービスを知ったKさんは、年一回の同窓会に合わせてサービスをご利用いただき、2泊3日の行程で存分に楽しんでいただけました。
それ以降、毎週一回の趣味の習い事を始めた山本さんは、外出中のご主人のケアにスーパーナースをご利用いただいています。
久保さん(横浜市)の場合
横浜市にお住まいの久保さんは、お嬢様の結婚式を控え、式に出席中のお母様の介護をどうするかで悩んでいました。
在宅酸素の管理が必要であったため、親戚の方に頼むにも心配でなりません。ケアマネを通してスーパーナースを紹介された久保さんは、当初自宅でお母様をケアするつもりでした。
しかし、場所を問わず看護師がケアを提供できる私たちは、お母様の出席を提案してみました。そんなことが可能なのか、最初は消極的であった久保さんも実績豊富な私たちの経験をお聞きになり、お嬢様の強い希望もあってお母様の出席を急遽決定されました。
結婚式、披露宴、写真撮影と、途中休憩を入れながら、全てに出席できたお母様をご覧になって、久保さんにもお嬢様にも心から喜んでいただけました。久保さんにとっては素晴らしいレスパイトケアになったことでしょう。