NGポイント

• 点滴を対象者に接続したが滴下を合わせることに気を取られ、しっかり三方活栓にねじ込まなかったため接続が外れてしまった。

三方活栓の緩みとは

側管から点滴や静脈注射を投与するときに使用される三方活栓ですが、向きだけでなく緩みが無いかも重要です。

接続部分はルアーテーパータイプやロックタイプなど種類があります。

どの種類でも、点滴ルートのコネクター部分をしっかりねじ込んで簡単に外れないか定期的に確認をする必要があります。

点滴中の観察のポイント

点滴を行うときには三方活栓の接続部分の緩みが外れてしまうと、治療に必要な薬剤などが体内に注入されないだけでなく、血液が逆流し最悪の場合は失血死につながる危険性があります。

まとめ

新人看護師など点滴に触れる機会の少ない場合には、滴下計算に気を取られてしまいがちです。

しかし、接続が外れてしまうと必要な薬剤が注入されないだけでなく、重大な医療事故へつながるケースもあります。

点滴を繋ぐときには、一つ一つの手順をしっかり確認しながら行いましょう。