入院の種類

入院には予約入院と緊急入院があります。

予約入院は事前に検査や手術の日程が決まっており、その前日もしくは当日に入院することで、緊急入院は救急外来の受診や、救急搬送され医師が緊急で処置や検査が必要なためその場で入院と判断した場合を言います。

緊急入院を受ける病棟の動き

救急外来から病棟へどのような疾患の対象者なのか、準備して欲しい物品などの情報が伝えられます。

病室へ運ばれて来たと同時に、複数の看護師が役割分担を行いながら対象者や家族対応を行います。予約入院とは異なり緊急入院では情報が限られているため、既往歴などのアナムネは入院後に対象者や家族に聴取します。

的確な指示確認とWチェック

救急搬送後や検査後に入院される場合は、病状に加えて検査内容や処置に関する知識も必要です。

夜間の緊急入院の場合には当直医が指示を出すため、普段病棟にいる医師の指示内容と異なる場合もあります。不明な点は指示を出した医師へしっかり確認を行いましょう。

緊急入院と聞いただけでも不慣れな新人看護師は緊張や不安が大きいため、医師から口頭の指示を受ける場合には必ず先輩看護師とともに指示受けを行います。その後Wチェックを行い聞き間違いなどのコミュニケーションエラーの防止に努めることが大切です。

緊急入院というイレギュラーが多い業務を担当しているときは、普段よりさらに先輩看護師への「報連相」を密に行うようにしましょう。そして先輩看護師はそれに対して「おひたし」を行うことで、新人看護師が緊急入院の対応の自立を促すことができるでしょう。

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まとめ

今回は新人看護師が初めて緊急入院を受け入れた時の指示確認についてのお話でした。

新人看護師は日勤の人手の多い時間帯から徐々に緊急入院に慣れるようにカリキュラムが組まれている病棟がほとんどです。

医師からの指示内容が不明な場合には、1人で判断せず必ず先輩看護師と情報共有やWチェックを行いましょう。