めざせスーパーナース!
vol.70【マンガ】血液培養の順番は色で見る!忘れない覚え方は?
TOP めざせスーパーナース! vol.70【マンガ】血液培養の順番は色で見る!忘れない覚え方は?
登場人物
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内珍熊夫21 歳、新人看護師。無口で体が大きく怖がられるが、心優しい。
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白衣たまこ26歳、4年目看護師。一生懸命だが抜けている。アイドルの推し活に精を出す。
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医療ゆかり29歳、7年目看護師。たまこのプリセプター。ワインが好き。
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那須虎児鶏子の弟。新人看護師。わけあって遠回りしてこの道に。
血液培養の順番は色で見る!忘れない覚え方は?

血液培養とはどんな検査?
血液培養は感染症の原因菌を特定し、最適な抗菌薬を選ぶための検査です。
正しい手順でできなければ結果が正しく出ず、診断や治療に影響してしまいます。
看護師が押さえるべき大事なポイントはこの通りです。
今日はこの中の「ボトルの順番を守る」についてくわしく見ていきます。
血液培養ボトルの違いと色
血液培養には「好気ボトル」と「嫌気ボトル」の2種類があり、2本で1セットとなります。
好気ボトルは酸素を好む細菌(好気性菌)が増殖しやすい環境であり、逆に嫌気ボトルは酸素を嫌う細菌(嫌気性菌)が増殖しやすい環境となっています。
分注の順番は 「オレンジ→青」。つまり、「嫌気→好気」の順です。
その理由は、採血後のシリンジには空気(酸素)が混入している可能性があることからきています。
下図のように、採血後のシリンジには針やシリンジの空洞に存在していた空気が混入することがあります。
先に嫌気ボトルに分注することで、空気が嫌気ボトルに入るリスクを減らし、嫌気性菌の培養が阻害されるのを防ぎます。この工夫により、偽陰性の発生を防ぎ、検査の精度を保つことができるのです。
空気が嫌気性ボトルに入らないよう注意すれば、分注の順番はどちらからでも問題ないとされています。
しかし、現場での混乱を防ぐために「嫌気ボトルが先」で統一している施設もあります。必ず自施設の実施基準を確認しましょう。
特に翼状針を使用する場合は、チューブ内の空気がシリンジに混入しやすいため、空気の行き先に注意が必要です。
分注順の覚え方
施設によってボトルの色が異なる場合もありますが、こちらの覚え方は、どの現場でも応用できるので安心です。
視覚イメージと手順を結び付けることで、記憶に残りやすくなります。
自分にとって覚えやすいイメージを考えてみるのもおすすめです。
※ボトルの色はメーカーによって異なる場合があるため、必ず自分の施設の組み合わせを確認しましょう。嫌気性ボトルにはAnaerobic(嫌気性)、好気性ボトルにはaerobic(好気性)と書いてあります。
まとめ
今回は血液培養についてのお話でした。
血液培養はちょっとした手順の違いが結果に大きく影響する検査です。特に「ボトルの順番」は混同しやすいポイントですが、イメージで覚えておくと安心です。必ず自分の施設の基準を確認し、正しい手順で採取することで正確な診断と治療につながります。
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(敬称略)