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vol.74【マンガ】膀胱留置カテーテルの観察項目とケアのポイント
TOP めざせスーパーナース! vol.74【マンガ】膀胱留置カテーテルの観察項目とケアのポイント
登場人物
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白衣たまこ26歳、4年目看護師。一生懸命だが抜けている。アイドルの推し活に精を出す。
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医療ゆかり29歳、7年目看護師。たまこのプリセプター。ワインが好き。
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サトウタロウ85歳。まじめな気質の患者さん。待つのが苦手 ふわふわヘア。
膀胱留置カテーテルの観察項目とケアのポイント

病棟看護師にとって、膀胱留置カテーテルの管理は日常的な業務の一つです。
ここでは、現場ですぐに活かせる観察の視点を、ポイントとともにわかりやすくまとめました。
カテーテル・固定状態の観察
トラブル予防のためには、バルンカテーテルや畜尿バックの状態チェックも欠かせません。
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📌カテーテルや採尿チューブが屈曲・圧迫されていませんか?
身体の下に敷き込まれたり、ベッド柵や車椅子のパーツに挟まるといった状況は意外と起こりがちです。
体位変換をした後は特に注意しましょう。 -
📌固定部位は適切ですか?
男性は腹部、女性は大腿部など、尿道の走行に沿った固定ができているか確認しましょう。
挿入部皮膚の発赤・びらんの有無も要注意です。 -
📌尿バッグの位置は常に膀胱より低く保てていますか?
これは、サイフォンの原理による尿の逆流を防ぐために欠かせません。
尿バッグが床についてしまうと不潔になりやすく、感染リスクの上昇にもつながります。
逆流予防と感染対策、両方の観点から、バッグの位置管理を徹底しましょう。
刺入部と全身状態の観察
感染兆候は、尿や尿道周囲だけではなく、全身にも表れます。早期発見のために、以下の点を押さえておきましょう。
- 【刺入部の局所症状】
発赤、腫脹、疼痛、膿の有無 - 【局部症状】
発赤、腫脹、疼痛、膿の流出など。 - 【バイタルサイン】
発熱(38℃以上は特に注意)、血圧低下、脈拍の上昇など。 - 【自覚症状】
下腹部痛、違和感、残尿感などの訴え
まとめ
膀胱留置カテーテルの管理は、どうしてもルーチンワークになりがちです。
しかし、尿のわずかな変化や、ルートの小さなトラブルに早く気づけるかどうかが、患者さんの状態悪化を防ぐうえで大きな鍵になります。
毎回の検温や排泄介助のタイミングは、観察の絶好のチャンスです。
今日紹介した観察ポイントを「セットで確認する習慣」を身につけることで、異常の早期発見と安全なケアにつながります。
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マンガ/ほりたみわ
(敬称略)
尿の性状・量の観察
まず欠かせないのが尿の観察です。
畜尿バッグの中だけでなく、チューブ内に見える尿を観察することがポイントになります。
時間ごとの増減を確認します。特に急激な減少は、カテーテル閉塞や脱水、腎機能低下の可能性があるため、見逃さないようにしましょう。
血尿、混濁、濃縮尿の有無をチェックします。
悪臭や特異臭(腐敗臭・アセトン臭)があれば、感染や代謝異常を考えます。
膿や結晶などの浮遊物がないか確認します。これらはカテーテル閉塞の原因になるため、注意が必要です。