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vol.73【マンガ】採血で血管が見えないときの原因と対処法6選
TOP めざせスーパーナース! vol.73【マンガ】採血で血管が見えないときの原因と対処法6選
登場人物
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白衣たまこ26歳、4年目看護師。一生懸命だが抜けている。アイドルの推し活に精を出す。
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医療ゆかり29歳、7年目看護師。たまこのプリセプター。ワインが好き。
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イトウジロウ75歳。 ちょっとおとぼけ愛されキャラの患者さん。 パンダ耳。
血管が見えにくい人の採血、対処法は?

採血で「血管が出てこない」「見えない」「触れない」と悩むことは、多くの看護師が経験することです。
血管が確認しにくいのは、年齢や体質、皮下脂肪の量、脱水や冷え、緊張など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、状況をよく観察し、原因に合わせたアセスメントと手技を行うことが、採血成功率を高めるポイントになります。
血管が見えにくくなる主な原因
まず重要なのは、なぜ血管が見えないのかを把握することです。
主な原因には以下があります
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📌皮下脂肪が厚い
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📌血管が細い、深い
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📌冷えによる血管収縮
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📌脱水や循環不全
原因を意識することで、適切な対策を選択しやすくなります。
血管が見えない時の対処法6選
- ①部位を温める
ホットタオルやカイロで温熱刺激を加えると血管が拡張しやすくなります。 - ②腕を心臓より低くする
重力で静脈がうっ血し、血管が出てきやすくなります。 - ③駆血帯の適切な使用
強く巻きすぎると動脈まで圧迫して逆効果。拍動が触れる程度が適切。 - ④末梢から中枢へマッサージ
静脈弁を利用して血液を集め、血管を怒張させます。 - ⑤水分補給を促す
脱水が疑われる場合、水分摂取で血管が出やすくなります。 - ⑥患者さんの緊張をほぐす
説明や声かけで不安を軽減し、血管収縮を防ぐことができます。
やってはいけないNG行動
血管を叩く行為は痛みと血管損傷のリスクがあり、現在は推奨されません。グーパー運動のやりすぎも、偽性高カリウム血症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
まとめ
採血の際に「血管が見えない」「触れない」と感じるのは、複数の要因が組み合わさって起こる現象です。
血管を出す工夫+触知のスキル+安全な判断を積み重ねることで、採血成功率は確実に上がります。
患者さんへの声かけや安心感の提供も忘れず、安全で確実な採血を目指しましょう。
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マンガ/ほりたみわ
(敬称略)
採血の基本
採血する血管の第一選択部位は肘窩で、肘正中皮静脈・橈側皮静脈が狙いやすい血管です。
視診だけではなく、触診で血管の弾力や走行を捉えることが重要です。腱と血管の違いを見分ける感覚を身につけることで、見えない血管も探しやすくなります。