精神科看護師あるある体験談15選

精神科で働く看護師の仕事は、他の診療科とはひと味もふた味も違いますよね！
患者さんとの関わり方、場を落ち着かせるための工夫、日常に染みついた習慣……。
その一つひとつに、この現場ならではの背景があります。

今回は、そんな精神科看護師たちが日々の中で感じる「あるある」を、リアルな声とともにご紹介します。

看護師あるある体験談を48個集めた読みものは『コチラ』から。

精神科看護師あるあるを一挙公開！

穏やかな空気の裏で、常に緊張感が漂う精神科病棟。

そこで働く看護師たちは、不穏時対応のエキスパートであり、言葉選びや観察力にも長けた“スペシャリスト”です。

患者さんとの距離感や日常に染みついた職業病まで、現場でしか味わえないエピソードをぎゅっと詰め込みました。

1.不穏時対応のスペシャリスト

突然の大声や暴言、暴れる行動も、慌てず騒がず対処するのが精神科看護師。
声のトーンや立ち位置、距離感で状況をコントロール。
外から見れば穏やかに見えるけれど、頭の中は秒単位で状況判断をしている。

2.不穏を防ぐ“仕掛け”の達人

薬を飲ませるタイミングや、さりげない声かけひとつで不穏を未然に防ぐことも多い。
「この人、今ちょっと気持ちが高ぶってるな…」と感じたら、自然に話をそらしたり休ませたり。
小さな工夫が大きなトラブル回避につながる。

3.薬の話が止まらない

向精神薬や副作用の知識はもちろん、処方の意図や過去の事例まで話が広がる。
夜勤中に「この薬の組み合わせってさ…」と話し始めて気づけば朝、なんてことも。
薬マニア同士だと永遠に終わらない。

4.意外と陽キャが多い

精神疾患の患者さんと日々向き合っていても、プライベートでは切り替え上手。
笑い声が響くほど陽気な人も多い。
だからこそ、共感しすぎて気持ちを引きずらないでいられるのかもしれない。

5.男性看護師率が高い

力仕事や身体介助の場面も多いたからか、男性看護師が活躍しやすい現場。
患者さんから「彼氏」扱いされることも珍しくなく、「今日は来てくれる？」なんて甘えられることも。

6.鍵の管理は命より大事

閉鎖病棟では鍵の管理が徹底されており、勤務中は常に所在を確認。
ポケットに手を入れて鍵の感触を確かめるのが癖になるほど。
なくすなんて、絶対にあってはならない。

7.鍵をなくす夢を見る

戸締り用の鍵を失くすのは最大級の恐怖。
現実でも夢の中でも、鍵を探して走り回る。
目が覚めて「あった…」と胸を撫でおろすこともある。

8.“何もしてない”が最大のケア

ただ隣に座っているだけ、ただ話を聞くだけ——、それが一番のケアになることもある。
傍から見れば何もしてないように見えるけど、患者さんの呼吸や表情、わずかな動きに全集中。
静かに寄り添う時間が、心を守る大事な仕事。

9.服薬確認は真剣勝負

飲んだふりをして隠したり、口に含んだまま後で吐き出したり……。
精神科の服薬確認は、まるで心理戦。
患者さんと目を合わせ、喉の動きを見て、必要なら一言添えて飲み込みを促す。
この数秒間が、意外と命に関わる。

10.言葉選びは命綱

何気ない一言が、患者さんを傷つけることもあれば救うこともある。
「否定しない」「決めつけない」「共感する」を常に意識。
普通の会話より何倍も神経を使うから、勤務後はどっと疲れる。
でも、そのひと言で心が開く瞬間もある。

11.日常でも持ち物チェック癖

勤務中は「ひも」や「鋭利な物」に常に敏感。
プライベートでも無意識に持ち込み可・不可で物を分類している自分に気づく。
パーカーのひもが持ち込み不可と知った時は、本気で震えた。

12.トイレの長居にドキドキ

トイレから戻らない患者さんがいると、つい心配してノック。
「大丈夫ですか？」と聞いても返事なし……！
ドキドキしながら覗くと、ただゲームに夢中になってただけ。
ホッとするけど、心臓に悪い。

13.パーカーのひもで震えた日

持ち物チェックで「パーカーのひも」すら危険物になると知ったときの衝撃は忘れられません。
日常では当たり前のものが、現場では事故につながる可能性があると知り、意識が一変します。

14.幻聴と三者会談

患者さんが幻聴に話しかけられつつ、私にも会話してくれる時がある。
まるで3人で話しているような不思議な時間。
慣れると「その声、今日は元気そうだね」なんて返す自分がいる。

15.夜勤中の哲学トーク

深夜2時、突然「人はなぜ生きるんだと思う？」と真顔で聞かれ、つい真剣に考えてしまう。
返答に「それ、いい答えだね」と言われると、なぜか胸が熱くなる。
思わぬ名言が生まれるのも精神科ならでは。

まとめ

精神科看護師の仕事は、医療技術だけでなく、人としての柔軟さや感性が問われます。
日常の中で何気なく身についた対応や習慣も、患者さんの安心や安全につながっているものばかり。

今回の「あるある」が、同じ現場で働く仲間や、これから精神科を目指す方への共感や参考になれば嬉しいです！

皆さんの職場にも「あるある」エピソードはありますか？
「そうそう！」と共感できる話や、ちょっと笑える体験談があれば、ぜひ教えてください。
あなたの声が、次の“あるある”として仲間たちをクスッと笑顔にするかもしれません。

そんな「看護師あるある」体験談を48個集め、ご紹介しています。どうぞ、ご参照ください。