看護師の仕事はやりがいがある一方で、「これってどうなの?」とモヤモヤする瞬間も多いのも事実……。
患者さんの命を預かる責任の重さに加え、書類や雑務、人間関係など、現場に立たないとわからない“不満”が積み重なりがちです。
この記事では、看護師なら誰もが共感できるような、“不満あるある”を13個ピックアップしました。
仲間同士で「あるある〜!」と笑い合いながら、読んでみてください。
看護師あるある体験談を48個集めた読みものは『コチラ』から。
看護師が日常で感じる不満13選を一挙公開!
看護師として働く中で、ストレスや不満は避けられないもの。
大きな問題ではなくても、「小さな積み重ね」で疲弊してしまうことってありますよね。
ここでは、日常でよくある“ちょっとした不満” 13個を切り取って紹介します。
1.無駄な書類・記録業務が多い
本来の看護ケアに時間を割きたいのに、記録や書類作成に追われて「また今日も事務作業で終わった…」と感じることは少なくありません。
大事な業務とはわかっていても、無駄に思える書類や二重記録などにうんざりしてしまう瞬間も。
「患者さんのケアより書類が優先?」と、疑問に思うのも看護師あるあるです。
2.患者対応以外の業務が多い
看護のお仕事は患者さんの看護ケアが中心のはずなのに、備品整理や清掃などの雑務に追われる日も多いです。
「これ、本当に私がやるべき?」と内心思いながらも、誰かがやらなければ回らないのも現実。
患者さんのための時間が削られていくことに、不満を感じる瞬間は少なくありません。
3.夜勤・残業が定常化して休めない
「夜勤明けなのにまた残業…」「帰ったと思ったら次の日も夜勤」なんてことも珍しくありません。
人手不足でシフトが埋まらないと、どうしても夜勤や残業が常態化しがちに。
体力的にも精神的にもきつく、休む時間が確保できないことで、不満や疲れが募っていきます。
4.突然の呼び出しや出勤要請がある
せっかくの休日に「今日出られない?」と電話が鳴ると、一気にテンションが下がります。
緊急性があるのは理解できても、プライベートを犠牲にすることが当たり前になると、ストレスや不満が積み重なります。
予定を立てづらいのも看護師の悩みのひとつです。
5.評価されない努力・見えない頑張り
患者さんのために全力を尽くしても、それが数値や成果として見えにくいのが看護師の仕事。
「自分だけ頑張っても変わらない」と感じたり、上司や同僚に努力を認められなかったりすると、虚しさが募ります。
頑張りが評価されにくい現場環境は、大きな不満の原因になりやすいのです。
6.自分を追い込むシフト
「また人数ギリギリのシフト……」と感じるのも、看護師あるある。
誰かが欠ければ一気に業務量が増え、休憩すらまともに取れない日もあります。
余裕のない勤務体制は常にプレッシャーとなり、自分を追い込んでしまいがち。
人手不足が慢性化しているからこそ、「なんでここまで頑張らなきゃいけないの?」という不満が膨らんでいきます。
7.人間関係のギスギス感
どの職場にもある“人間関係の壁”。
特に看護師の現場では、先輩・後輩の上下関係や派閥争いが強く、不必要なストレスの原因になることもあります。
患者ケアよりも人間関係に気を使う方が疲れる……なんて声も。
仕事そのものより、職場の雰囲気に不満を持つ看護師は少なくありません。
8.ミスを責められる空気・責任ばかり重くなる
「小さなミスでも大げさに責められる」「自分ばかり責任を背負わされる」、そんな経験はありませんか?
命に関わる仕事だからこそ慎重さは必要ですが、過度に責められる環境は萎縮を生みます。
責任の重さだけがのしかかり、フォロー体制がないと不満や疲弊が増していきます。
9.研修・勉強会が多すぎる
学びの場は大切だけれど、頻度が多すぎると「また?!」と感じることも。
休みの日に研修や勉強会が入り、プライベートがほとんどなくなるケースも珍しくありません。
仕事以外の時間まで拘束されることで、オンオフの切り替えができず、不満のタネになってしまいます。
10.希望休・連休が通りにくい
「どうしても外せない予定なのに休みが取れない」、こんな経験をした看護師も多いはず。
希望休がなかなか通らなかったり、連休が取りにくかったりする勤務体制は、プライベートを大切にしたい人にとって大きな不満です。
仕事を頑張るための休みのはずが、制度の矛盾で、逆に疲れをため込む結果になってしまいます。
11.休憩がまともに取れない
「休憩時間はあるはずなのに、実際はほとんど休めない」なども、看護師の現場ではよくあること。
患者さんの容体変化や業務の合間に呼ばれることも多く、ゆっくり食事を取れないままシフトが終わることも。
体を休められない状況は大きな不満につながり、仕事のモチベーションを削ってしまいます。
12.他職種との温度差にモヤる
「こっちは必死に動いているのに、温度差を感じる……」そんな場面に出くわすことも少なくありません。
医師や他職種との連携は欠かせないものの、仕事の優先度やスピード感がかみ合わないと、モヤモヤが募ります。
患者さんのために全力を尽くしているからこそ、この温度差は大きな不満要因になります。
13.患者家族からの理不尽なクレーム
患者さんを第一に考えて行動しても、家族から理不尽なクレームを受けることはあります。
「看護師のせいだ」と決めつけられる場面もあり、心が疲れてしまうことも。
説明や対応に追われ、本来のケアに時間を割けないと、やるせなさや不満が強く残ります。
まとめ
看護師の“不満あるある”は、どれも「自分だけじゃなかった」と共感できるものばかり。
現場の厳しさはすぐには変わらないかもしれませんが、共有することで気持ちが軽くなったり、改善への一歩につながることもあります。
不満をため込みすぎず、ときには仲間と笑い合いながら吐き出すことも大切です。
頑張る看護師同士で支え合い、少しでも働きやすい環境をつくっていきましょう。
皆さんの職場にも「あるある」エピソードはありますか?
「そうそう!」と共感できる話や、ちょっと笑える体験談があれば、ぜひ教えてください。
あなたの声が、次の“あるある”として仲間たちをクスッと笑顔にするかもしれません。
そんな「看護師あるある」体験談を48個集め、ご紹介しています。どうぞ、ご参照ください。

スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。






