看護師として働く中で、「収入を増やしたい」「新しい働き方を試したい」と感じたことはありませんか?
副業は、スキルを活かして働き方の幅を広げるチャンスです。
一方で、「何から始めればいいの?」「本業と両立できるのかな?」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、看護師におすすめの副業13選を、医療系・非医療系・スキマ時間型に分けて紹介します。
あなたに合った副業を見つけるヒントを、ぜひここから見つけてください。
看護師におすすめの副業13選

看護師の副業には、「資格を活かす仕事」「在宅でできる仕事」「スキマ時間でできる仕事」の3タイプがあります。
どの副業にも共通しているのは、自分のペースで働ける自由度と、本業以外の新しい経験を得られること。
たとえば、単発派遣やスポットバイト、医療ライター、在宅ワーク、副業SNS運用など、選択肢は多彩です。
ここでは、看護師に人気の13ジャンルをタイプ別に整理し、特徴や始め方をわかりやすく紹介します。
あなたに合った副業を見つけるヒントを、一緒に探していきましょう。
医療資格・経験を活かせる副業5つ
看護師としての専門知識を生かせる副業は、始めやすく信頼性も高いのが特徴です。
本業との親和性が高いため、安心して取り組めるのが魅力といえます。
収入アップだけでなく、臨床経験を広げたり、専門スキルを磨いたりするきっかけにもなるのでおすすめです。
1.単発派遣・スポットバイト
健診やイベントナース、ワクチン接種会場など、1日単位・短期で働ける人気の副業が単発派遣やスポットバイトです。
シフトの空き時間に合わせて勤務できるため、プライベートを大切にしながら収入を増やせます。
求人情報は、人材支援サービスなどで多く見つかり、未経験でも挑戦しやすいのが魅力です。
ただし、体力的な負担がかかることもあるので、無理のないスケジュール管理がポイントとなります。
看護師特化型の人材サービス「スーパーナース」では、看護師の単発派遣、パート・アルバイトの求人を数多く取り扱っています。
看護師経験を活かした副業を始めたい方には、非常におすすめです。
どうぞお気軽にご相談ください。
2.医療ライター・監修
看護師の知識を活かして、医療記事の執筆や監修を行う副業が医療ライター・監修です。
在宅でできる案件がほとんどのため、子育て中や通勤時間を減らしたい方にも人気があります。
正確な情報を届ける責任はありますが、ライティングスキルを磨くことで継続的に案件を受けられるようになります。
クラウドソーシングサイトや医療メディアを通じて、比較的始めやすいジャンルです。
3.訪問看護・夜勤専従
医療現場での経験を活かしつつ、高収入を得られる代表的な副業が訪問看護・夜勤専従です。
訪問看護は日中の空いた時間に働けるほか、夜勤専従は短時間で効率よく稼げます。
その分、体力面の負担が大きくなるため、勤務回数を調整しながら健康を保つことが大切です。
ブランクがある場合でも、サポート体制の整った事業所を選べば安心して始められます。
4.オンライン健康相談・カウンセラー
近年増えているのが、オンライン上で健康相談を行う副業です。
チャットやビデオ通話を通して、生活習慣やメンタルヘルスに関する相談を受けます。
看護師としての傾聴力やコミュニケーションスキルを活かせるのが強みとなり、人気があります。
在宅勤務でできるため、育児や介護などと両立しやすく、リスクも少ない副業のひとつです。
5.セミナー講師・教育系
看護学校や医療スクール、企業研修などで講師として指導する副業です。
経験を伝えることで、受講者の成長をサポートでき、自分自身の学び直しにもつながります。
教育系は信頼性が重視されるため、指導経験や資格を活かすと案件を得やすくなるのがポイントです。
報酬単価が高く、継続契約になるケースも多いため、キャリアアップを目指す方に向いているといえるでしょう。
看護師以外でキャリアを広げる副業4つ
看護師としての経験を活かしながら、医療分野を離れてスキルを広げたい方におすすめの副業を紹介します。
医療系に限定せず、在宅でできる仕事や、将来的にキャリアチェンジにもつながる働き方も増えています。
これらの副業は、初期投資が少なく、自分のペースでスキルを伸ばせるのが魅力です。
| 副業ジャンル | 始めやすさ | 稼ぎやすさ | 在宅可否 | スキル活用度 |
|---|---|---|---|---|
| Webライター | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ◎ | ★★★★☆ |
| 動画編集 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ★★★★☆ |
| 翻訳・通訳 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ★★★★★ |
| SNS運用/マーケティング | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ★★★★☆ |
※★は目安です。実際の案件・条件等によって異なります
6.Webライター
文章を書くのが得意な方におすすめの副業がWebライターです。
医療系以外のジャンル(美容・暮らし・転職など)でも需要があり、クラウドソーシングで案件を見つけやすいのが特徴となります。
慣れてくると月5〜10万円ほどの副収入も可能なため、始める人も多く、人気の副業です。
「書くスキル」は看護師のコミュニケーション力にも通じるため、自己表現や情報発信の練習にもなります。
7.動画編集
YouTubeやSNSの需要拡大で、動画編集スキルのニーズは急増しています。
編集ソフトを使ってテロップや音楽を加える作業が中心で、在宅でコツコツ続けられるのが魅力です。
学習コストはありますが、一度覚えれば継続的に案件を受けられます。
医療・看護の知識を活かした「医療系チャンネル」なども、狙い目です。
8.翻訳・通訳
英語などの語学スキルを活かして、医療資料の翻訳や国際学会のサポートなどを行う副業です。
医療分野の専門用語に強い看護師は重宝されやすく、単価も比較的高めとなっています。
最初はクラウドサイトや翻訳支援ツールを使い、少しずつ経験を積むとよいでしょう。
語学力を伸ばしながら、海外医療の知見も広げられる点が大きな魅力です。
9.SNS運用/マーケティング
企業やクリニックのSNSアカウントを代行運用する副業です。
投稿作成・分析・コメント返信などを行い、看護師ならではの視点で信頼性のある情報発信ができます。
発信が得意な方や、トレンドを追うのが好きな方にぴったりで、近年非常に注目が高まっている副業です。
マーケティングスキルは、将来的にフリーランスとして独立を目指す際にも役立ちます。
スキマ時間でできる!看護師以外の副業アイデア4つ
「本業が忙しいけど、少しでも収入を増やしたい」という方には、スキマ時間でできる副業がおすすめです。
短時間で完結する仕事や、スマホひとつでできるものも多く、休日や夜勤の合間に無理なく取り組めます。
| 副業ジャンル | 始めやすさ | 稼ぎやすさ | 在宅可否 | 気軽さ |
|---|---|---|---|---|
| モニター/覆面調査 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ◎ | ★★★★★ |
| データ入力 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ◎ | ★★★★☆ |
| ハンドメイド販売/アフィリエイト | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ★★★☆☆ |
| スキルシェア | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ◎ | ★★★☆☆ |
※★は目安です。実際の案件・条件等によって異なります
10.モニター/覆面調査
アンケートに答えたり、飲食店や美容サービスを体験してレポートしたりするお仕事が、モニター/覆面調査。
短時間で報酬を得やすく、スマホで簡単にできる案件が多いため、初めての副業にもぴったりです。
ただし、継続性は低いため“お小遣い稼ぎ”として活用するのが現実的といえるでしょう。
コツコツ続ければ、月に数千〜1万円程度のプラス収入になります。
11.データ入力
企業や医療機関から依頼されたデータを入力・整理する副業です。
PC操作が得意な方や、正確性を求められる作業が好きな人に向いています。
在宅でできるため、子育て中や夜勤明けの隙間時間にも取り組みやすいのがポイントです。
案件単価は低めですが、作業量を増やすことで安定収入につながります。
12.ハンドメイド販売/アフィリエイト
趣味を活かして収入につなげたい人に人気の副業です。
ハンドメイド作品を販売したり、ブログやSNSを通じて商品を紹介したりすることで報酬を得ます。
初期費用はかかるものの、継続すればファンが増え、収入源を育てられるのが魅力です。
デザインや発信が好きな方に、ぴったりな副業といえるでしょう。
13.スキルシェア
自分の得意分野をオンラインで教えたり、相談を受けたりする副業がスキルシェアです。
たとえば、「看護師試験の勉強サポート」「メンタルケア相談」など、看護師ならではの知見を提供します。
ココナラやタイムチケットなどのプラットフォームを活用すれば、専門性を強みにしながら気軽に始められ、人気になっています。
需要が高まっている分野なので、今後さらにチャンスが広がる可能性が高くおすすめです。
看護師が副業を選ぶときのポイント
副業を選ぶときに大切なのは、「目的」「時間」「体力」「リスク管理」の4点です。
なぜ副業をするのかを明確にすると、迷わず選べます。
収入アップが目的なら高時給の夜勤や単発バイトを、スキルアップを重視するなら医療ライターや講師業なども選択肢に入ってきます。
また、看護師の仕事は体力的負担が大きいため、無理なく続けられるペースを意識しましょう。
副業を始める前に、就業規則や税金ルールも必ず確認しておくのが大切なポイントです。
看護師さんの副業を成功に導くための秘訣を、『看護師副業|完全必勝ガイド』で解説しています。
看護師が副業をする際の基本ルール・注意点から、失敗しないためのコツ、税金・確定申告の基礎知識をわかりやすく説明する記事です。
副業に興味のある方は、こちらも合わせてご参照ください。
「副業は何してる?」看護師に聞いた体験談
看護師の副業といっても、働き方は人それぞれ。
ここでは、実際に副業をしている看護師さんたちのリアルな体験談を紹介します。

普段は病棟勤務なんですけど、月に2〜3回だけ単発で健診バイトをしています。
最初は“副業ってバレないか……”と不安だったけど、登録してみたら意外とスムーズ。
1日で1.5万円くらい稼げるし、現場の雰囲気も病棟よりゆったりしていて、“看護師ってこういう働き方もあるんだ”って思えるようになりました。
本業の人間関係に疲れてた時期に、外の空気を吸えたのも大きかったです。

子どもが中学生になって、少し自分の時間が増えたので始めました。
スマホでチャット相談に対応する仕事なんですけど、相手の方が“ありがとう、気持ちが軽くなりました”って言ってくれると本当に嬉しくて。
自宅でできるし、夜の短時間だけでも案件があるので、“現場に行かなくても看護師として誰かの支えになれる”っていうのがやりがいですね。

ライターの副業は、夜勤明けとか休憩時間にちょこちょこ書いてます。
医療系の記事って、自分の経験がそのまま文章になるのが面白い。
最初は1文字1円の案件から始めたけど、“記事を読んで来院しました”なんてコメントを見るとやる気が出ます。
文章を書くうちに、患者さんへの説明も前より伝わるようになった気がします。

夜勤のストレス発散に始めた“推しモチーフの小物づくり”が、気づいたらネットで販売するようになってました。
最初は1個売れただけで泣くほどうれしかった(笑)
仕事とはまったく別の世界があるのが救いで、今では“自分のペースで頑張る時間”ができたって感じです。

現場の経験を若い世代に伝えたくて、週末だけ講師の仕事をしています。
授業の準備は大変だけど、“先生の話が一番心に残りました”って言われた時は泣きそうでした。
副業っていうより、“看護師としての第二のステージ”って感じかな。
経験を活かせる場所があるって、本当にありがたいです。
どの声にも共通しているのは、「お金のためだけじゃなく、自分らしい働き方を見つけたい」という前向きな気持ち。
副業は、“もうひとつの居場所”を見つけるきっかけにもなっています。
副業をきっかけにキャリアが広がる可能性も

看護師の副業は、収入を得るだけでなく、自分の新しい可能性を見つける第一歩にもなります。
スキルを活かした副業で得た経験や人とのつながりが、本業の視野を広げ、次のキャリアへとつながることもあります。
たとえば、ライティングや講師業から医療広報・教育職へ進むなど、働き方の幅が広がるケースも少なくありません。
「小さく始めて、得意を伸ばし、新しいステージへ」、副業を通して、自分らしいキャリアを築いていく看護師が増えています。
もし、「自分に合った働き方を見つけたい」「新しいステップに挑戦してみたい」と感じたら、まずは専門のコーディネーターに相談してみましょう。
あなたの経験や希望に合った働き方を、一緒に見つけることができるはずです。
まとめ
看護師の副業には、資格を活かせる仕事から在宅ワーク、趣味を生かした働き方まで多彩な選択肢があります。
大切なのは「自分に合うスタイルを見極めて、無理なく続けること」。
焦らず少しずつ挑戦しながら、スキルや経験を積み上げていきましょう。
看護師さんの副業に関する基礎知識は、『看護師副業|完全必勝ガイド』でくわしく解説しています。
看護師が副業をする際の基本ルール・注意点から、失敗しないためのコツ、税金・確定申告の基礎知識を網羅している内容です。
ぜひ合わせて、ご参照ください♪♫
看護師におすすめの副業に関するよくある質問
看護師が始めやすい副業は何ですか?
- まずは初期費用がかからず、短時間で完結しやすいものから始めると安心です。具体的には、単発派遣・スポットバイト、アンケートモニター、データ入力などが挙げられます。最初は小さく試し、体力や生活リズムへの影響を確かめながら、徐々に広げていく進め方をおすすめします。
副業ではどのくらいの収入を見込めますか?
- ジャンルや稼働時間により幅があります。目安としては、医療スキルを活かす副業で月3〜8万円前後、在宅ライターやデータ入力などのスキマ時間型で数千円〜3万円程度が一般的です。案件の継続性や単価交渉、作業効率化によって増減します。
複数の副業を掛け持ちしても大丈夫ですか?
- 可能です。ただし、合計稼働時間と回復時間のバランスが最優先となります。週の上限稼働時間をあらかじめ決め、夜勤前後は休息を確保するなど、無理のないスケジュール設計を徹底しましょう。最初は1つに絞り、慣れてから掛け持ちに広げる方法が安全です。
副業のスキルは本業に活かせますか?
- はい、活かせます。たとえば、ライティングは説明力・情報整理力の向上、講師業は指導力・プレゼン力の強化、SNS運用は発信力・企画力の向上につながります。副業の学びを意識的に本業へ還元することで、評価やキャリアの広がりも期待できます。
案件の安全性の見極め方はありますか?
- 次のポイントをチェックしましょう。①報酬条件・支払いサイト(入金タイミング)が明確か?②契約書(業務委託契約/秘密保持契約)が用意されているか?③口コミ・運営実績・連絡体制が確認できるか?④高額な初期費用や不自然な前払いを求められないか?不安がある場合は、医療系に強いエージェントや実績あるプラットフォームの利用が安全です。
副業の正しい辞め方はありますか?
- 事前に契約期間・途中解約の条件を確認しておくことが大切です。やめる場合は、余裕を持った引き継ぎと誠実なコミュニケーションを心がけましょう。再開の可能性も見据え、関係性を損なわない対応にすると、今後の機会につながります。
副業成功の基準は何ですか?
- 金額だけでなく、無理なく続けられるか・自分の価値が高まっているか・本業や生活との両立が保てているかを基準にするとよいでしょう。月次で「時間投下・収入・学び・負担感」を振り返り、自分に合うペースとジャンルへ調整していくことが、長く続く成功につながります。

スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。






