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看護師が「派遣」で働くメリット6つ《前編》

時給が高い、休みが取りやすいなど、看護師が「派遣」で働くメリットを紹介

「派遣」にどんなイメージがありますか?
正職員/正社員の看護師が初めて「派遣」で働くとなると、働き方や給与面での不安や戸惑いがあるかもしれません。

けれど、希望の場所や期間を選択でき、高時給で効率よく稼げ、職場でのわずらわしさから一定の距離を保てるなど、実は派遣で働くことのメリットは思いのほかたくさん!

スーパーナースで初めて派遣看護師という働き方を選んだ看護師は、自分らしい生活を実現できていたり、効率よくお金を貯めることができていたりと、「派遣」の働き方を気に入っている看護師は少なくありません。

今回は、「派遣」がどういったものか気になっている看護師へ、知っておきたい派遣で働くことの6大メリットを2本の記事で続けて紹介します。

まずは、知っておくと得になる3つのメリットから!

目次

メリット1◆プライベートと仕事の両立が可能!

派遣で働くメリットといえば、まずは、なんといってもプライベートとの両立がしやすいこと。

時間帯、曜日を選んで働ける

ライフステージやプライベートの事情によって、仕事以外の生活とのバランスを取りたいと思ったことがある人は少なくないのでは。

  • 「結婚したばかりなので、家族のための時間を確保したい」
  • 「子育て中なので、働ける時間帯が限られている」
  • 「親の介護があるので、正社員のようにはバリバリ働けない」
  • 「決まった曜日に趣味のスクール通いをしたいので、固定でこの曜日はお休みにしたい」

など、こういった様々な状況や自分の生活スタイルに合わせて時間帯や曜日を決めた働き方ができるのが、「派遣」の一番の魅力。

正職員/正社員の看護師の場合、週3日勤務、土日祝休み、午前のみ働きたい、夜勤はできないといったフレキシブルな働き方は基本的にできません。

やむを得ない事情があった場合も、自身の都合を通した結果、まわりの看護師の負担が増え、迷惑を掛けた心苦しさで肩身が狭くなるということも……。

01希望の条件でスタート

正職員/正社員の看護師と違い、派遣の場合は業務内容、勤務時間、日数、時給等の条件をあらかじめ取り決め、職場も自身も双方納得の上でお仕事がスタート。

たとえば、週4日だけ、夕方までの勤務希望、土日はNGといった、とてもじゃないけれど正社員ではよほどの理由がない限り出せないような条件で働きはじめることができるのです。

02無理のないシフト

派遣の場合、もともと条件を決めてから働き始めているので、シフトについても、毎回シフトの申請をするときに気を遣うといった悩みや、入れなかった時間にお願いされてしまって急遽ベビーシッターを探し回ることになるような心配は基本的にはありません。

無理のないシフトで、きっちりと仕事とプライベートの折り合いをつけて働くことができるので安心です。

休みが取りやすい

また、派遣看護師は、あらかじめ担当業務と時間が明確になっているので、正職員/正社員の看護師に対して、比較的休みが取りやすい傾向にあります。

職場環境によるものの、忙しい職場で、まわりの人に気兼ねして休暇を取りづらいというケースは決して珍しくないもの。

正職員/正社員のとき、大切な記念日や休みたいときに要望を通すことができず諦めてきた……という方にとって、派遣になったときは休みが取りやすく、そのメリットから派遣がやめられないという看護師もいるほどです。

Sさん 30代前半 婦人科クリニック勤務 
病棟勤務・クリニック勤務時代は、先輩に休みが重ならないかどうか確認して許可をとってからしか休み希望を出せない暗黙のルールがありました。新人や後輩がうっかり先輩の休みと重なるところに希望を出すと「空気を読まない」と言われることもあり冷や汗ものでした。クリスマスや年末年始、運動会があるシーズンなどは特に独身者は希望した日に休みをとることができないことが多かったです。派遣という働き方になってからは自分の予定を優先して自由に休みが取れるようになったので嬉しいです。
Hさん 30代前半 コロナ療養ホテル勤務
常勤時代は、結婚していなかったり子供がいなかったりすると年末年始やGWや土日はシフトに入れられがち。まわりに気を遣って休みたいと言えなかった。けれど、派遣の今は煩わしい人間関係が少ないから、自分の予定を優先して休み希望を出してシフトを組むことができるようになりました。

自分の時間を有意義に使える

派遣看護師のお仕事は曜日や時間を選んで働くことができるので、副業としても取り入れることができます。もう少しお金を稼ぎたいと思っている看護師にとって、これは高いポイント。

また、派遣期間が決められているので、自分の今後の計画に合わせて派遣のお仕事を入れることもできます。

01副業として働く

メインにしているお仕事とは別に、派遣看護師のお仕事を空いた時間やお休みの日に上手に取り入れる“副業”としての働き方ができるのも、派遣看護師の大きなメリット。

もう一つ派遣という仕事を持っていることで、メインのお仕事が増減する月の収入を派遣のお給料で補填したり、自分の時間を有意義に使って看護師としての経験を積むことができ、生活の基盤を強くすることができます。

Wさん 50代前半 助産所、コールセンター勤務
助産師として助産所でも働いていたのですが、勤務していた助産所が縮小したので働ける日数が限られるようになってしまいました。助産所での勤務を優先したいため、隙間時間でのお仕事は派遣を利用し、自分の都合のいい日に働いています。
Yさん 30代後半 保育園勤務
webデザイナーのスクールに通った後、個人事業主のwebデザイナーとしても働いています。webデザインの仕事は月によって依頼にムラがあるためwebデザインの仕事が少ない月は派遣看護師としての仕事を多めにするなど、調整しながら働くことができています。月によって働く日数を変えられるから今のwebデザインの仕事とも両立できるので、派遣のお仕事があることで助かっています。
02契約期間の区切りを活かして夢を実現

また、派遣看護師の場合、契約期間という“区切り”があります。留学する計画があったり、定期的に長期で海外に行きたいなど、夢や目標があったり自由な生き方を希望する看護師に「派遣」という働き方はぴったり。

正職員/正社員の看護師だと、どんなに前から計画していた夢の留学であっても「人が足りないから辞めないで」といった引き止めにあい、時期をずらすことを検討してしまったり、心が折れてしまったりすることも。

けれど、派遣看護師はあらかじめその契約で働いているという前提があるので気兼ねなく自身の描いた計画通りに自身の夢や、やりたいことを実現していくことができます。

Nさん 20代後半 総合病院 混合外科勤務
バックアップナースとして、病院に寮を用意してもらい半年間ほど働いて海外に行くという生活を3年ほど続けています。勤務先から寮を用意してもらい引越し費用も負担してもらえるので、日本にいる間はさほど生活費がかからずに貯金もできて、海外での長期滞在も叶っています。

メリット2◆高時給、満足のいく収入が得られる!

派遣で働こうと考えたとき、気になるのは収入面。派遣はボーナスがなく、派遣で働く場合の給与は時給制がほとんどです。
なので、どうしても派遣のほうが年収が低くなると思いきや……見方によってはそうでもありません。

時給だからこそ、納得のいく満足な収入

派遣看護師は時給だからちょっと…と、躊躇してしまう人もいるかもしれません。けれど、働いた分はその時間分しっかりもらえたり、ボーナスがない分、時給が高めの設定になっていたり、時給だからこそのメリットがあるのです。

01サービス残業はなし

正職員/正社員の場合はサービス残業などが発生している職場もありますが、派遣契約ではサービス残業はありません。たとえ想定外の残業になっても、働いた時間分のお給料はしっかりもらうことができます。

例えば時給2,400円の場合、単純計算でいくと日勤で月に20日働く場合、2400円×1日8時間×20日=384,000円/月。ここから社会保険など控除されますが、派遣で働いてもこれだけの収入が得られます。

もし残業をした場合、ここにさらに加算される計算になっていきます。

Sさん 30代前半 健診センター勤務
正社員の時はサービス残業が当たり前にありました。病棟勤務の時は総合病院の外科系で忙しかったこともあり、朝の患者さんの情報収集のため30分前から出勤し、手術のお迎えや緊急入院がある時は昼休みも30分ほどしか取れず、業務がやっと終わりカルテに記載を始めるのが既に定時過ぎ。30分から1時間程度はサービス残業するのが当たり前の感覚でした。それと比べると、派遣の場合はサービス残業はありません。派遣のお仕事は残業をした分はしっかり給与に反映されているので、常勤で働いていた時よりも得をしているような感覚になっています。
02ボーナスがない分、時給に反映

派遣で働く場合、賞与がないのはとても痛いポイント。
けれど、じつは派遣の時給はボーナスがないかわりに高く設定されているという側面もあるため、結果、時給で計算するとなかなかの高給与に。

いただいた給与を働いた時間で割ってみると「あれ?以前正職員で働いていた時と変わらない」もしくは、「そのときよりも割りが良い……」という逆転現象を感じることもあるかもしれません。

Wさん 50代前半 助産所、コールセンター勤務
派遣は時給を調べて自分で納得した給与のところで働けますし、条件と違ったという事もこれまでほぼなく、実際に、常勤で勤務していた時と比べて収入面で悪くなったということはありません。ボーナスがないというデメリットを差し引いても、月収で考えると収入は上がったように感じています。

高時給で働ける

派遣の時給は、仕事内容、勤務先、エリアなどによって金額の差があります。

看護師に求めるスキルや経験値が高くなればなるほど時給も高くなる傾向があり、看護師の採用・労働力の確保に苦戦している病院・施設なども比較的時給は高め。仕事内容や時間帯によっても時給の差があります。

この高時給の派遣のお仕事をしてまとまったお金を得るという働き方もでき、実際に上手に高時給の派遣のお仕事を取り入れている看護師も。

また、時給については、長く勤めた実績や実力が評価されたり、状況によって時給が上がるケースもあるので、納得感を持ちながら働くことができます。

Tさん 40代前半 大学院生
現在、大学院在学中。大学院での実習期間などは働けないため、夏休みなどの期間に高時給の派遣で効率よく働いています。以前同じ病院で働いていた医師に声をかけられてスポーツイベント音楽フェスの救護室でのお仕事をしたりしていますが、スポット的に働けるのと夏休みなどにイベントが集中するので助かっています。また、ここ1年くらいは新型コロナワクチンのお仕事も多かったので、ワクチンのお仕事をすることも多いです。奨学金と貯金で生活のやりくりをしているので、長期休みのときに効率よく稼げる派遣のお仕事に非常に助かっています。
Mさん 30代後半 特別養護老人ホーム勤務
常勤の方が多く入れる時は派遣の看護師のシフトが削られたり、コロナ関連で働いていると感染状況次第で入れる日数が減ることで給与が下がることはある。逆に、常勤さんが足りない時は多く入れたりコロナも感染が拡大したときには時給もアップしたりたくさん働けたりと収入が大幅にアップすることもあった。派遣は良い意味でも悪い意味でも安定はしづらいので、保険をかけるという意味でも派遣先を2つほど掛け持ちしています。

メリット3◆いろんな職場、環境を経験できる!

派遣という働き方は、「いろいろな職場、エリアで働きたい」「経験を積みたい」という看護師にピッタリ。

経験が積め、自分に合う環境を探せる

正職員/正社員の看護師の場合、そもそも「辞める」想定はなく雇用されています。そのため、勤務年数に応じて教育係となったり、職場での業務や責任が増えていったりと、なかなか気軽には転職できない状況に。

もしその職場を辞めたいときは、それなりの理由があって、相談や希望を何度も伝えて話し合ってようやくその職場を辞めることができたというケースがほとんど。気軽に「いろんな職場や環境を経験してみる」というわけにはいきません。

01契約期間ごとにいろんな職場を経験

一方で、正職員/正社員とは違って派遣看護師の場合は契約上期間が定められています。更新はあったとしても、雇用側としては、派遣看護師は今は来てくれているけれど、期限がありいずれいなくなると想定済み。

なので、派遣の看護師の場合は、契約期間ごとに違った職場や環境で経験を積むことができ、自分に合う環境探しができるのです。

02看護師の派遣先は?

看護師を必要としている主な派遣先は、

  • 大学病院や個人病院の病棟や外来
  • 企業病院
  • 介護施設
  • 美容クリニック
  • 保育園
  • 学校の医務室
  • コールセンター

などなど。「これまで病院でしか勤務したことがなかったけれど違う環境でも働いてみたい」「自分に合う環境を探したい」「もっと経験を積みたい」という願いがあったとき、正職員では頻繁に転職するわけにはいきませんが、派遣看護師としてなら区切られた期間でさまざまな職場を経験することが可能です。

勤務先のエリアを選べる

派遣で働くとなると、期限を区切っていろいろなエリアで働くことも夢じゃありません。

01地方で働ける

派遣看護師の場合、1ヵ月、3ヵ月、半年などの契約期間があるので、思い切って夏の間は沖縄に行ったり、冬は北海道に行ったりという大胆なエリア選びも可能。

一度京都に住んでみたかったという理由で京都の勤務先を探すのもあり。また、実家の両親が心配なのでしばらく実家の近くにいたいという理由で勤務先を選ぶこともできます。

02引っ越し費用・家賃

引っ越しによる費用や、滞在する期間の家賃が気になりますが、派遣先によっては、寮費・光熱費無料、赴任費支給という好条件の職場も。

スーパーナースは全国に拠点があり、地方での勤務が可能です。

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地方で期間限定で働くといったことができるのは、派遣看護師ならではの大きなメリットです。

ピンポイントで働きたい科目や職場に入れる

経験したい、働きたい科目がある場合、派遣看護師の場合では、「ここに必要」と外来、病棟、科目などピンポイントで募集していることも多く、希望の経験を積みやすいのも派遣看護師のメリットのひとつ。

01中途採用のない職場にも

普段は中途で正職員を採用していない職場や、めったに求人していない職場に、派遣看護師なら募集しているというケースがあります。

中途採用がないからと諦めていた有名病院に、派遣という形で挑戦できることもあるので侮れません。

02働き続けたい職場が見つかったら?

実際に勤務してみることで自信がついたり自分の道がみつかったり、ときにはその職場でもっと働きたいと思うこともあるかもしれません。

派遣先によっては契約を延長して働き続けることが可能な職場もあるので、事前に確認しておくと安心です。

また、スーパーナースでは派遣だけではなく転職相談も行っているので、こういった環境、科目等でこれからも切磋琢磨していきたいと考えたら、その後正職員になることを目指して転職活動するのも良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?派遣について不安に思っていた方も、メリットの多さに関心が高まったのでは。派遣にはたくさんのメリットがありますが、ひとくちに言うと、正社員の「安定」の代わりに、派遣には「選択肢」があると言えそうです。

ライフステージの変化や、プライベートで頑張りたいことがでてきた時には、「プライベートと仕事の両立ができる」ことは大きなメリット。

また、気になる収入面については、働いた時間分だけの収入が得られる派遣は、時間配分や収入の割り切りができるので「お給料に満足」しながら働くことができるので安心です。

さらに、仕事をする上で前向きに経験を積みたい方にとって、「いろんな職場やエリアで働けて、経験を積める」「転職しやすい」ことも、キャリアをステップアップさせるきっかけになります。

続いて、記事「看護師が「派遣」で働くメリット6つ《後編》」で残り3つのメリットを紹介します。後半では、仕事をする上で切っても切れない人間関係のストレス、仕事探しや転職の労力を軽減させるといったストレスフリーにつながるメリットなので、いまの職場で疲れている看護師は要チェック。

 

看護師が「派遣」で働くメリット6つ《後編》

こちらの記事も参考に!

「派遣」看護師が知っておくべき3大デメリット

 

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監修/スーパーナース 看護業務部

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