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vol.44『高齢者の転倒を減らすには?』
登場人物
  • たまこ
    白衣たまこ

    25歳 3年目ナース
    一生懸命だが抜けている。
    アイドルの推し活に精を出す。

  • 虎児
    那須虎児(なすとらじ)

    鶏子の弟。新人ナース。
    わけあって遠回りしてこの道に。

  • イトウジロウ

    75歳
    ちょっとおとぼけの
    愛されキャラの患者さん パンダ耳

高齢者の転倒を減らすには?

NGポイント

  • 対象者のアセスメントが不足しており、適切な看護や安全対策ができていなかった。

高齢者で多い転倒転落の事例

  • 付き添い歩行の対象者。動作の見守り中、ベッドから立つときに下肢に力が入らずしりもちをついた。
  • 入院時JCS1、付き添い歩行の対象者。離床時ナースコールを使用していた。
    数日後、ナースコールを押さずに一人で歩行をして、廊下で転倒した。
  • 眠剤内服中の対象者。夜間一人で離床した時に転倒。転倒時はふらつき著明で、ナースコールの認識ができていなかった。

事故を防ぐポイント

高齢者の転倒転落は、身近に起こりやすい事故です。
高齢者の転倒転落リスクを減らすためには、加齢による身体機能低下や認知機能低下など、高齢者の特徴や個別性を理解した上で、アセスメントや支援を行うことが大切です。

  • 身体機能の低下
    加齢に伴い筋力や平衡感覚の機能が低下します。入院に伴う長期臥床や安静によりさらに筋力が落ちるなど、成人に比べて身体機能が低下しやすく、転倒転落リスクが高くなります。
  • 認知機能の低下
    個人差は大きいですが、加齢によって記憶力、分析力、学習力が低下しやすいといわれています。新しい環境やストレスに適応するための解決力も低下するため、入院環境や状況を理解して行動することが難しくなります。

まとめ

高齢者の転倒する要因には、加齢による変化が影響していることがあります。
加齢による変化には個人差があり、機能低下の程度や進行スピードは個人で異なります。

「なんだかいつもと違う?」という違和感や変化に気づいた時は、そのままにせずに対象者に合った看護が提供できているか見直し、転倒リスクを減らしましょう。

医療監修/医学博士 梅田悦生
マンガ/ほりたみわ
(敬称略)

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スーパーナース編集部

スーパーナース編集部

看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。

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