ドレーン(ドレナージ)の概要
ドレナージは、体内に溜まった膿や血液、空気などを排出する必要がある場合に行われます。
具体的には、手術を行った際、体内に血液がたまっている場合、外的要因による肋骨などがおれ臓器に刺さってしまい出血した場合、腹部が炎症をお越し膿がたまってしまった場合、などのケースが多いです。
一般的には医師がエコー等で該当箇所を確認し、切開された腹部や胸部にチューブを挿入して行われます。看護師はドレーンのつまりの確認や清潔な器具の提供を心がけて処置します。
ドレーンを行う際の注意ポイント
ドレーンの動きを観察する。ドレーンを行う場合なんらかの要因でチューブ内で詰まってしまうことがあります。チューブが挿入されている脇から漏れてきてしまいます。
患者が睡眠している場合などは寝返り等でチューブが折れ曲がってしまうこともありますので、定期的な観察は重要です。
また、チューブは体内に入るものですので清潔を保ち、細菌が入り込み炎症が起きないようにしましょう、。ドレーンの挿入部分は消毒すると同時に皮膚に異常がないかも注意して見るようにしましょう。
意外に難しいのが、ドレーンを抜くときのタイミングです患者さんの負担を軽減するためにも、ドレーンから出てくる浸出液が無くなったと判断したら速やかに抜きましょう。