看護師の転職知識！面接を辞退したい場合どうすれば良いのか

転職活動をしている方は、応募先に面接などで出向く予定をキャンセルしなければならない事態が発生する可能性も考慮しなければなりません。
不測の事態で出向けなくなるケースもあれば、面接予定日の前に第一希望の内定が出てしまうというケースもあり得ます。

この記事では、看護師が転職活動中に面接を辞退しなければならない際の対処法についてご紹介します。
転職活動は必ず予定した通りに進められるとは限らない場合もあるため、さまざまな事態を想定して対策を考えておくことが大切です。

一度面接の予定を決めると、辞退できないという決まりごとはありません。
しかし、面接の予定を立てて場所や時間を融通してくれる先方の配慮を考えると、無断でのキャンセルはそれらをないものにしてしまうことになります。
心証を損なわないよう、丁寧な連絡を心がけましょう。

最も穏便な形でこちらの意向を伝える手段は、なんといっても「早めに連絡を入れること」でしょう。

面接の予定に限らず、ビジネス連絡において早め早めを心がけるのは鉄則です。
面接を辞退することが決まったら、すぐに採用担当者に連絡を入れましょう。

連絡手段には電話やメール、SNSなどさまざまな方法があります。
先方にもっとも伝えやすい手段を選んで、速やかに連絡を入れるようにしてください。

面接辞退に至った理由は、応募者によってさまざまでしょう。

ここでは、いくつかのケースを想定してそれに合わせた辞退理由別のキャンセル連絡例をご紹介します。

最も多いケースと思われるのが、既に他の第一志望の職場から内定が出てしまったケースです。
そうなれば面接を受ける必要はなくなるため、キャンセルの連絡を入れる必要が出てきます。

この場合の連絡の入れ方ですが、
「一身上の都合により、○月×日にお時間を頂戴しております面接を辞退させていただきたく存じます」
という文言が無難でしょう。

「一身上の都合により」の部分は「諸般の事情により」に変えても問題ありません。
「他に決まったので」とはっきり伝えなくても、この文言で先方も事情を理解してくれるはずです。

「あまり予備知識がない状態で面接連絡を受けたが、後で自分に合っていない職場であると聞いた」など、ご自身の都合で面接を辞退するケースもあるでしょう。

その場合も基本的に、1でご紹介した「一身上の都合」や「諸般の事情」という理由で辞退を申し出ることが無難です。
正直にすべて話すとかえって心証を悪くすることもあるため、真相は伝えずマナーをきっちり守りながら連絡を入れる方法が良いと考えられます。

この場合は緊急事態ですから、現在の状況をそのまま隠さず伝えて問題ありません。
もし、日程を後日に調整してもらいたい場合はその旨話をしましょう。
すべてではありませんが、対応してくれる相手先もあるかもしれません。

上記の理由のほか、「家庭の事情で転職活動を中断することになった」「優先して面接を受けたい志望先と面接予定が重複した」などの理由も考えられます。
それらの理由で面接を辞退する場合も、表向きの理由は「一身上の都合」や「諸般の事情」としておくのが無難でしょう。

メールで応募先とやり取りしている場合なら、メールで辞退連絡を入れても失礼にはあたりません。
ここでは、メールで面接辞退を伝える際の例文をご紹介します。

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医療法人□□会　○○病院
採用御担当　△△様

お世話になっております。
●月◇日×時より、面接のお時間をいただいております■■と申します。
当方の都合を申し上げることとなり誠に恐れ入りますが、このたび、一身上の都合により面接を辞退させていただきたく存じます。

せっかくお時間を確保いただいていたにもかかわらず、誠に申し訳ございません。
何卒ご了承くださいますよう、お願いいたします。

末筆ながら、貴院のご発展を心よりお祈り申し上げます。

■■　◎◎（ご自身のお名前）
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上記のような文言で伝えると良いでしょう。
面接の時間を予定してくださっていたことに対し、お礼の気持ちが伝わる文面とすることが大切です。

この記事では、看護師が転職活動中に万一面接を辞退しなければならなくなった際の先方への伝え方について、詳しくご紹介しました。

ご自身で転職活動をしている場合は、辞退連絡もご自身から入れる必要があります。
しかし、転職エージェントを利用している場合は転職エージェント経由で面接辞退の意思を伝えてもらうこともできます。
転職エージェントに面接辞退の連絡を依頼する場合も、決まり次第早めに伝えることが大切です。

もし「応募先に断りの連絡をする可能性があるが、心理的にハードルが高い」とお考えであれば、先回りして転職エージェントを利用した転職活動をする方法も一つの手と言えますね。