整形外科というと、看護の現場としては派手さのない印象を持つ看護師さんも少なくないかもしれません。
しかし、多くの患者さんの回復を見守れる整形外科には、隠れた人気診療科ともいえる良さがあることをご存じの方もいるでしょう。
そこで今回は、整形外科に転職したいと考えている看護師さんのための志望動機について、例文を交えながらご紹介します。
整形外科へ転職する看護師さんの志望動機とは？
ここでは、整形外科への転職を考える看護師さんに向いている志望動機のまとめ方をご紹介します。
「その動機ならどの現場でも良いのでは？」と思われない、整形外科だからこそ採用につながる志望動機のポイントを押さえておきましょう。
1.近年治療事例が増える「スポーツ整形」に言及する
スポーツをする方にとって、筋肉や骨の怪我は身近な問題です。
そこで近年ではその回復に特化した「スポーツ整形」を手掛ける病院が増えています。
そのような病院を志望する場合はできるだけその側面に触れ、スポーツ整形に対応できる看護をめざす旨を述べると良いでしょう。
2.多くの症例に対応できる経験をアピールする
整形外科は、対応すべき症例が非常に多い診療科でもあります。
整形外科の経験がなくても、内科や外科で多くの症例に直面してきた経験をアピールすると説得力を増せるでしょう。
3.患者さんとのコミュニケーション力を武器にする
整形外科は、慢性の症状を抱え長期にわたって外来通院する方も多い診療科です。
内科や循環器科などで患者さんと長くコミュニケーションを図ってきた経験があるなら、さまざまなご相談に乗って信頼関係を築いてきたことに言及すると良いでしょう。
整形外科に転職したい看護師向け志望動機例文
1.整形外科経験ありの場合の例文
○○病院の整形外科に3年勤務し、急性患者さんや交通事故治療の患者さんを数多く看護してきました。
貴院では地域でもいち早くスポーツ整形の分野に力を入れていると知り、ぜひその分野で貢献したいと思い志望に至った次第です。
自身も高校時代陸上競技で地区大会に出場するなどスポーツ経験があり、小さな怪我でも整形外科の先生にお世話になった思い出が多数あります。
貴院ではスポーツをされる患者さんの精神面のサポートも含め、スポーツと身体機能の健康のための包括的なケアに携わりたいと思っています。
2.整形外科経験なしの場合の例文
私は精神科病棟に5年ほど勤め、数多くの症例の患者さんの看護を務めてきました。
同級生が他県の整形外科で看護師をしており、整形外科でも非常に多くの症例に対応するとうかがっています。
特に貴院では患者さんの回復に向けメンタル面でのケアにも力を入れているとのことで、前職で沢山の患者さんのお悩みと真摯に向き合った経験を存分に活かしたく考えております。
まとめ
この記事では、整形外科への転職を志望する看護師さんに向けた志望動機のポイントや例文をご紹介しました。
整形外科は順調に回復していく患者さんが多い診療科でもあり、生命に関わる事態が多い診療科で精神的につらい思いをしたという方も看護業務にあたりやすいでしょう。
ご自身の経験に基づく志望動機をまとめにくいと感じた方なら、転職エージェントに転職活動の相談をする方法も一案です。
転職のプロによるアドバイスで、あなたの志望動機をより効果的にブラッシュアップできるかもしれません。
