「人が優しい！」「家賃・物価が安い！」「通勤が楽！」体験談とともに地方で働く魅力を解説
看護師が地方で働くと、どんなメリットがあると思いますか？実は、ハードなお仕事でストレスも多い看護師の皆さんにとって、地方で働くメリットはたくさんあるのです。
とくに最近では、リモートワークが普及したことから「自由に行きたい場所で働くスタイル」が憧れに。海辺が近いなど自然豊かな環境で暮らしながら働くことに、「いいな」と思ったことはありませんか？
この記事では、地方で働く看護師のメリットを、看護師皆さんの体験談とともに紹介します。
前編では、「職場での働きやすさ」「自然豊かな環境でマリンスポーツなどのアクティビティが楽しめる」「空気・水がきれい！」という3つのメリットについて解説しました。
後編のこの記事では「家賃や物価が安い」「通勤が楽」「人があたたかい」という、のんびり人間らしく生活できる地方ならではのメリットについて！
就職や転職のタイミングで、東京で働くか、都心ではなく地方で働くか悩んでいる看護師の皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。
メリット4◆家賃・物価が安い！
看護師が地方で働くことのメリット4つめは、家賃や物価が安く支出が抑えられるという点です。
東京をはじめ都心部に住むと、住居費・物価が高く誘惑も多め。
対して、地方では家賃をぐっと抑えることができます。さらに、日々の欠かせない食費も、スーパーマーケットの食材や外食費などが都心に比べて安い傾向にあるので、支出を抑えることができます。
生きていく上で不可欠な「衣食住」のうち、食・住の出費をセーブできるのは大きなメリットです。
安い家賃で、広くて素敵な部屋
支出の中でも、大きな割合を占めるのが住居費。
できるだけ抑えたいものの、利便性や広さなどにもこだわりたいですよね。
東京だと、人気エリアの広くて良い部屋はとんでもない賃料。一般的な仕事をしている人が住める価格ではありません。そして、良い住居なのに安い家賃となると、だいたいが訳アリだったりもして……。
けれど、地方では家賃がそもそも都心に比べて安め。さらに、土地も広いので、お値段以上の素敵な部屋を見つけることもそう難しいことではありません。
【体験談】「東京は家賃が高かった！」
Uさん 40代前半 大学病院 脳神経外科病棟勤務- 東京に住んでいたときは、とにかく家賃が高かった。
確かに給与は今働いている病院よりも高かったのですが、出費も大きかったです。一番の出費は家賃でしたが、食費や交際費も高くついていたし、遊びにいける場所もたくさんあるので浪費傾向にありました。
今は家賃もかなり安くなったので、しっかり貯金できています。
メリット5◆通勤がラク！
地方で働く看護師のメリット5つめは、通勤のストレスが少ないことです。
このメリットは身をもって経験していないとなかなか実感しづらく、ツラくても我慢してしまう部分なのではないでしょうか。
実際に、東京で満員電車の通勤しか経験していない看護師は、地方で車通勤をするとびっくりするほど開放的に感じられるのでは。
逆に、地方で働く看護師が上京すると、満員電車には思った以上に疲労困憊するかもしれません。
車通勤、自転車通勤
都心部では、ほとんどの医療機関は車通勤がNGです。
電車通勤をするもののギュウギュウの満員電車。さらにはドアtoドアで自宅から職場まで1時間近くかかり、業務開始前からぐったり。……なんていうことは、東京で働く看護師のあるあるです。
それに対して、地方では車通勤OKの勤務先は多く、公共交通機関を使ってもそれほど満員にはなりません。
日々の通勤時間は、思いのほか体の負担になっています。通勤時間のストレスが減れば、それだけで仕事も頑張れますよね。
【体験談】「大声で歌いながら出勤♪」
Kさん 50代前半 リハビリテーション病院勤務- 勤務している病院は車通勤がOKなので、何十年も車通勤です。車通勤ってやっぱりありがたいしラクです。
勤務前＆勤務後の30分間くらいの車の中でのひとときは、私にとってお気に入りの時間。大好きな音楽をかけて、大声で歌いながら運転しています！これがストレス発散になっているんですよ。
メリット6◆あたたかく親切で、世話好きな人が多い
地方で働く看護師のメリット6つめは、人との関わりや繋がりがしっかり感じられること。
職場の人間関係から近所の人まで、親切な人が多くて人のあたたかさを感じられることが多いのは、地方ならではです。
患者さん、先輩、同僚、近所の人まで
都会は人が多い分、人間関係は希薄になりがち。
東京では隣人の顔を知らなかったり、職場には話したことがない人がいたりします。さらに、顔は何度も見かけるけれど、お互いにまったく話し掛けないなんていうことも、珍しいことではありません。
一方で、地方は近所の人に積極的に話し掛けて世話を焼くなど人と人のつながりが強い傾向にあります。
職場もしかり。お世話焼きナースのような人も、地方の方が多いような?!気に掛けてくれる人がいるって、安心感がありますよね。
さらに、職場ではスタッフだけではなく、患者さんもまるで自分の母親のように親身になってくれる人も。
忙しく働く看護師は出会いがないことが悩みになることもありますが、ときには患者さんが結婚相手候補を紹介してくれることもあるのです。さみしさと無縁になりそうですよね。
地元なら、家族や友達も一緒
さらに、地方に就職し、そこが自身の育った場所だった場合は親や地元の友達が近くにいることも。
心細い時や自信をなくして弱っている時などは、昔の自分を知ってくれている人が近くにいると心強いですよね。
地方は、人との関わりや繋がりをしっかり感じながら働ける傾向にあります。このことはハードは看護師のお仕事を続ける上で、大きな支えになってくれます。
【体験談】「患者さんが私の結婚相手探し♡」
Fさん 20代後半 皮膚科クリニック勤務- 患者さんはもちろん、一緒に働く看護師や医療事務の方も世話好きで本当の母のように接してくれる方が多いです。患者さんの中には、本気で私の結婚相手を探してくれる人がいたり(笑)。
先輩ナースが家で作ったお漬物を差し入れしてくれたり、体調が悪い時は差し入れを持ってきてくれたり。
悪くいうとおせっかいなところもあるけれど、いつも気にかけて可愛がってもらえている人が当たり前にいる環境に感謝ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。地方で働く看護師が得られるメリット6つを紹介しました。
「職場にベテラン層が多くいて安心感がある」「通勤のストレスが少ない」「人間があたたかい」という働きやすさの面。
また「マリンスポーツやアウトドアがおもいっきり楽しめる」「空気や水が綺麗で、夜は静かで熟睡」といった、自然豊かな地方ならではの環境面のメリット。さらに「家賃・物価が安い」というお財布が喜ぶメリットもありました。
メリットを改めて確認したことで、地方のポイントが高くなったのではないでしょうか。
きらびやかな都会に行くほうがチャンスが多いというイメージがありますが、実際に働き、そして生活するとなると、地方は魅力的な要素がたくさん。
地方で働くか東京に上京するかなど、就職や転職で悩んでいる方はぜひこの記事が参考になれば幸いです！
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