人間関係の悩みが少ないなど、看護師が「派遣」で働くメリットを紹介
看護師が「派遣」をすることの6大メリット。
まずは知っておくと得になる派遣で働くメリット3つを紹介しました。
続いては、働く上でのストレスが軽くなったり、しがらみから解放されたりと、メンタル面での嬉しいメリット3つを紹介します。
メリット4◆わずらわしい人間関係から距離を置ける
前半編で紹介した派遣で働くと得するメリット1~3(「看護師が「派遣」で働くメリット6つ《前編》」)に続いて、メリット4は人間関係のわずらわしさから距離を置けることです。
仕事をする上でつきものなのが、職場の人間関係の悩み。
転職希望する人の転職理由を深堀りすると、結局のところ、ほとんどの人が最大の原因が「職場の人間関係の悩み」になるのだとか。
看護師の世界でも、日々たくさんの人たちとコミュニケーションをとりながら業務を行うので、馬が合わなかったり、なにかと目を付けられて厳しい思いをしたり、納得できないことがあったりと、人との関わりからくるストレスは切っても切れないもの。
がんばって業務に励んでいても人間関係の悩みで心身ともにまいってしまうことも少なくありません。
人間関係のストレス、悩みが少ない
閉鎖的な環境で働くことが多い看護師は、正職員の場合、苦手な人、どうしても合わない人が職場にいたとしても人間関係のしがらみから逃れることは難しく、仕事をする上で大きなストレスとなってしまいます。
しかし、派遣の看護師として勤務するとその職場の人間関係から少し離れた立ち位置で関わることができるので、正職員よりも悩みやストレスが少なかったり、または、職場の相性によっては人間関係の悩みがストレスがほとんどないということも。
困ったことは専任コンサルタントに相談できる
派遣で就業した先で、もしコミュニケーションを取れず仕事がうまくできない、理解できない考え方でどうしても合わないなどの悩みが出た場合、派遣の看護師は自分だけで抱えて悩まずに「派遣会社の専任コンサルタント」に相談することができます。これは派遣看護師にとってとても心強いこと。
01相談相手は誰にする?
職場の悩みがあるとき、誰かに相談したい気持ちはわかりますが、相談相手は気を付けないといけません。
もし仮に、看護師が人間関係の悩みを同僚に相談したら、思いもよらぬトラブルに発展してしまうこともあるので注意が必要。
また、職場とは関係のない友人に相談したら、気持ちの上ではなぐさめられるかもしれませんが、悩みの種である職場の人間関係や問題が具体的に変わるわけではありません。しかも、社外秘の情報をうっかりと漏らしてしまっては大事なので、社外の人に職場の事情を話すのは避けるほうが賢明。
02派遣看護師は専任のプロに相談できる
派遣看護師には、所属している派遣会社の担当者がいて、スーパーナースでは専任のコンサルタントがつきます。
担当コンサルタントは、派遣した看護師がしっかりと仕事ができ安心して働けるようにしたいと考えていて、また就業先との関係も良好に築いていきたいと考えているので、話を聞くだけではなく、問題点があれば改善させようと働きかけてくれます。
もし相談しても職場では何も変わらなかったり、改善されることが難しそうな職場もあるかもしれません。
そんなときでも、担当コンサルタントから以前に派遣されていた看護師のケースを聞いたりすることで、自分が置かれている事情が分かり不安や孤立感が薄れて安心できることもあります。
合わない人間関係に耐え続けなくていい
職場がピリピリしていて緊張感があり、どうしても人間関係を良好にするゆとりがない職場だった場合や、改善される見込みがなく自分には合わない職場だと感じたら、契約期限のタイミングで別の職場に移るということも、契約期間のある派遣なら可能です。
正職員の場合では、人間関係がツライという理由ではそう簡単に辞めるわけないはいかないので、長年我慢してしまいがち。
合わない人間関係の悩みにぐっと耐え続けていて精神的にツライ看護師にとっては、この部分が一番のメリットだと感じるかも。
- Sさん 20代後半 健診センター勤務
- 常勤で働いていた時は、常勤の時は歓送迎会は暗黙の了解で強制参加だったり、新入職員は飲み会で芸を披露しないといけなかったり……そういう体育会系な文化がとても苦痛でした。特に外科系の飲み会は、皆さんよく呑み医師も翌日仕事があっても朝まで連れ回されることもあったのでツラかったです。また大学病院に入職した時は、医局旅行に実費で強制参加だったのも正直とてもイヤでした……。けれど派遣は、声は掛けられるけれど常勤のような強制参加という雰囲気はなくて精神的にはかなり楽になりました。
また、派遣看護師の場合は常勤と違い、人間関係は良い意味でも悪い意味でもライトな場合がほとんどなので、必要以上に先輩や後輩に気を使わなくてもいいのでストレスが少ないです。最悪、合わない人がいる職場は契約更新しなければいい、他を探せばいいと割り切れます。
メリット5◆言いにくい条件交渉や相談事をプロに任せられる
時給や勤務日数・時間の交渉は、「今後、働きにくくなったらどうしよう……」と思ってしまい、とても言いにくいもの。けれど、派遣看護師の場合、その交渉は看護師自らがやらなくても大丈夫。
頼れる派遣会社の専任コンサルタントが味方
時給や勤務日数・時間といった言いにくい交渉事は、人事、業界事情といった事情に精通していてコミュニケーション能力に長けている派遣会社の専任コンサルタントが代わりに行ってくれます。
01看護師が雇用契約を結んでいるのは派遣会社
正職員/正社員の看護師の場合、看護師は勤務先と直接雇用契約を結びます。一方、派遣看護師として勤務する場合、看護師が雇用契約を結ぶのは派遣会社。
なので、看護師から勤務先への交渉希望や相談、勤務先から看護師への相談、要望なども本人同士が直接行うことなく間に派遣会社が入るのです。
02勤務前からの希望条件
派遣の場合、実際に働き始める前に、「子育てで忙しいので週3日だけ働きたい」「半年後は週5日に変えたい」など、あらかじめ派遣会社に要望を伝えます。
派遣会社の担当コンサルタントはその要望を元に勤務先担当者と交渉や調整をして、職場と看護師の双方納得の上で勤務がスタート。
勤務前から希望条件は通したり調整したりしてあるため、働き始めてから要望を通そうと骨を折ったり、余計な気遣いをしたり、常に時間を気にしたりする心配事を抱えなくて済み、仕事に集中することができるのです。
言いづらい悩み、時給交渉も
また、勤務をはじめた後、実際に働いているときに交渉したいこと、相談したいことが出てくることがあります。そんなときも、自分で職場の上司や人事に直接言いにくい交渉やお願いを直談判する必要はありません。
01勤務してからの相談・交渉も
実際に働き始めてから「働く日数を変えたい」「残業が多くて、子供のお迎えの時間に間に合わない。契約ではほぼないと言っていたのに…」「時給を上げてほしい」といった、最初の契約時とは異なる事情や条件、働いていて困ったことや悩みが出てくることがあります。
そんなときも、派遣看護師本人に代わって、派遣会社の担当コンサルタントが相談、交渉してくれます。
02看護師本人のカドが立ちにくい
看護師本人が勤務先に交渉するとなると、看護師は交渉のプロではないので、言い方や交渉の仕方によっては、その後カドが立ってしまうことも。
けれど、派遣会社の担当コンサルタントは、過去に何十件とおなじような事例を扱ってきているので、「このように業界全体や平均を伝えれば理解してもらいやすい」「このように交渉するとこじれるので、ここはこう伝えたほうがいい」といった円満なコミュニケーションで、看護師と勤務先両方にとってWinーWinになるよう進めてくれるので安心です。
スーパーナースは全国に拠点があり、専任のコーディネーターが丁寧なカウンセリングを行っています。派遣が気になっている方はぜひ一度登録し、カウンセリングを受けてみてくださいね。
メリット6◆転職がスムーズに進む
最後となるメリット6つめは、転職活動のストレスが少ないこと。
「職場を変えたい」「転職したい」と思っても、正職員だと相当な覚悟がいるもの。一方、派遣看護師だと職場を変えるときには派遣会社を通じて行うのでスムーズに進みます。
転職作業が少なく、ミスマッチがない
正職員で転職をするとなったら、履歴書の作成や準備、転職先の調べものなどで膨大な時間を費やすことになります。しかし、派遣の場合はその負担が少なく、さらに、実際に働いてからのミスマッチも抑えられます。
01履歴書・日程調整は派遣会社が
正社員の看護師の場合、履歴書などの書類作成は仕事の後や休みの日に行うので、思っている以上に時間を取られてしまい負担になりがちですが、派遣の看護師の場合は別。派遣の看護師が就職・所属しているのは派遣会社になるので、履歴書の作成は登録派遣会社が行ってくれます。
職場見学や就業日などの日程調整も、派遣会社の専任コンサルタントが確認して進めてくれるのでスムーズに進みます。
02勤務先の内情などが聞ける
また、職場の雰囲気や上司となる看護師の人柄など、事前に知っておきたいことがあってもなかなか看護師本人からは聞きにくいこともの。
聞きにくいことも専任コンサルトが代わりに聞いてくれたり、おなじ派遣会社で以前も看護師を派遣していた場合にはその際のケースとして内情を把握していたりするので、個人では調べきれない就業先の情報を事前に知ることができます。
03職場とマッチするか事前にわかりやすい
専任コンサルタントが看護師の希望と就業先がマッチするのかカウンセリングを行ってくれた上で就業先を探すため、実際に働きはじめてからのミスマッチが少ないというのも派遣の転職の大きなメリットです。
- Hさん 30代前半 透析クリニック勤務
- 直接面接では聞きづらい残業の有無や看護部長さんの人柄、必要なスキルなどを派遣会社の担当コンサルタントに聞くことができました。心配性なので、実際に様々な情報を聞いた上で派遣先を選べたので安心できました。
- Mさん 40代前半 緩和ケア病棟勤務
- 担当コンサルタントに自分が譲れない条件をとことん話せたので、比較的思った通りの職場で働くことができました。働いてみないとわからないこともあるので100%ではないけれど、自分1人で転職活動をしても闇雲に動いてしまっていたと思うので、その点は助かった。
- Tさん 30代前半 内科クリニック勤務
- 紹介先の提示した年収が低いと感じたため担当コンサルタントに相談。後日、担当者に年収の交渉をしていただき納得のいく年収額を提示していただけました。自分1人で転職活動をしていたら交渉できなかったと思うのでありがたかった。
派遣から正社員になれる道もある
ずっと派遣として働くのではなく、いつかまた正職員/正社員として働きたいなと思っている看護師には、「紹介予定派遣」で働くという方法もあります。
紹介予定派遣は、最長で半年の派遣期間の後、職場と相談の上で正社員となるという形態のもので、最初は派遣としてスタートします。正社員としての転職をするにはハードルが高い職場にも、最初は派遣として働きはじめるので入りやすかったり、働きぶりをみてもらってから正社員になるので、いきなり正社員になるよりもプレッシャーがかからないので安心。
看護師としても、実際に働いてみて仕事内容や職場環境を見極めた上で安定した働き方にシフトすることができるので、いずれは正職員/正社員に戻りたいと考える看護師にもオススメです。
※登録完了後マイページにて非公開求人が見られます。
こちらの記事も参考に!
まとめ
いかがでしたか?派遣で働く看護師のメリット後半編では、精神的に楽になるようなメリット3つを紹介しました。
専門的な知識・技術をもつ職業として、医療の現場で活躍する看護師は、忙しい毎日を過ごす中、じわじわと疲れや悩みで気持ちが落ち込んでいたり、ストレスが限界に感じるようなこともあるかもしれません。
職場で悩みがある方にとっては、派遣看護師の「わずらわしい人間関係から距離を置ける」「条件交渉、悩みごとを相談できる専任コンサルタントがいる」ことが助けになり、抱えているストレスから楽になれるかも。
一度派遣看護師として働くと、その働きやすさから、「もっと早くに知りたかった」「もっと以前から派遣で働きたかった」と言う看護師も少なくはなく、次に転職するときもまた派遣で働くことを希望するなど、派遣のリピート率はとても高いのです。
スーパーナースは看護師に特化した人材紹介派遣会社。
これまで多数の看護師さんと取引先とのマッチングの実績があり、看護師に特化している会社だからこそのマッチング率、リピート率の高さ、全国展開、案件数といった様々な強みがあります。派遣としての働き方に関心を持っている方は、ぜひ、スーパーナースへ一度ご相談してみてください。
ナースサポート(スーパーナースの転職サービス)では看護師の転職に特化したアドバイザーから質問の回答内容やアドバイスを受けることが可能です。
この回答内容で問題ないか、内容がまとまらない、回答内容がわからないなど些細なことでもご相談ください。
転職相談はナースサポートから
監修/スーパーナース 看護業務部