第一印象が大事!看護師のオンライン面接、身だしなみのポイントは?
看護師もオンライン面接が行われる機会が増えています。
面接は最終的な合否を左右する重要な局面。
オンライン面接では、デバイスの画面に映る自分自身の姿しか、相手には見えません。歩く姿、立ち居振る舞い、全身の雰囲気等でイメージをフォローできない分、とくにモニター画面で見える部分について、身だしなみを抜かりなく整えておきましょう。
この記事ではオンライン面接ならではの気をつけたいポイントを解説します。
身だしなみのポイント~女性編~
オンライン面接では、入室から席に着くまでの動作や、全身の姿が見られることはほぼありません。
その代わりに、髪型、首周りを含めた顔周り、上半身に視線が集中します。
全身の印象が良く、きちんと見えている人だったとしても、髪がまとまっていなかったり、顔映りが悪かったら、それがそのままその人の印象になってしまいます。
看護師は対象者と接する事が多いお仕事なので「清潔感」は欠かせません。
オンライン面接でも、与えたい印象として心掛けたいのは「清潔感」だということを念頭に置きながら、どの点を気をつけるべきか、ポイントを解説します。
1 服装・スーツ
オンライン面接で着る服は、スーツかセットアップが◎。ジャケットを羽織るとキチンとした印象を演出できます。
スーツの色は黒、紺、グレーなどで引き締め、ブラウスやシャツは白色で顔回りに明るさを出しましょう。
✔映らない下半身に注意!
モニターに映らないからとボトムも油断禁物。きちんとした面接向けの服を着用しましょう。
ちなみに、スカート、パンツスタイル、どちらでも問題ありませんが、サイズは大きすぎると野暮ったいイメージになり、小さいとパツパツ感が出て見苦しくなります。スカートの長さは、立っている時に膝が隠れて座った時に膝上5㎝になる位がベストな長さです。
ストッキングが電線していないかもチェック。
細部までしっかり気を配り、きちんと装うことで、たとえ面接官からは見えない部分だとしても、自信や雰囲気となって相手に伝わります。
2 髪型
トレンドやオシャレさよりも、清潔感があり、万人に好感を持たれる髪型を意識すると◎。
モニター画面では、鏡で見るよりも髪にツヤがなく見えたり、おくれ毛や毛先の跳ねが目立ってだらしなく見えてしまうことがあります。
ヘアオイルなどを使って櫛を入れた、髪の流れをきちんと整えたヘアスタイルが綺麗に映ります。
✔前髪や顔にかかる髪に注意!
顔にかかった手で髪を直す仕草は、モニター画面越しではとても目立ちます。
また、顔にかかる髪は、顔色に暗い影を落とすことも。
前髪が長い場合は、お辞儀をしたときに落ちてこないよう、耳にかけるかピンで留めておくといいでしょう。
なお、カラーリングが派手だったり、毛先がパサついていたり、根元だけが黒い「プリン」になっていたりするとだらしない印象を与えてしまいます。
どのように相手から見えるのか、使用する予定のデバイスで自分の姿を映して事前にチェック!
3 メイク
メイクでも、清潔感がキーワード。血色が良く見える程度のナチュラルメイクがベストです。
ただ、普段はバッチリなナチュラルメイクが、オンラインの画面越しだと色味が飛んですっぴんのように見えたり、暗いやつれた印象になることがよくあります。
鏡に映る自分のメイクではなく、オンライン面接で、自分の顔がどう映るのかを判定基準にしてメイクをしましょう。モニターに映る自分のメイクをチェックしながら調整すると◎。
✔リップやチークの色
リップやチークの色は、普段使っている色よりもすこしブライトな色のほうがおすすめ。
モニター越し顔色が自然に明るく映りやすいです。
✔顔色を明るく
目の下のクマが目立ったり肌がくすんで見えるときは、コンシーラーも使って実際よりもワントーン明るく見えるように整えてみましょう。
対面だと「肌を作りすぎ」に見えるぐらいのほうが、画面を通すとナチュラルに健康的に見えることがあるからです。
✔照明や採光にも注意!
ちなみに、メイクで調整しても顔が暗く見えるようなときは、照明に問題がある可能性が高いです。
部屋の照明がしっかり顔に当たる場所を探してみたり、ライトを設置してみたりしましょう。すんなり顔色の暗さが解決することも。
画面の明るさは印象に大きく影響します。ちょっとしたことで印象が変わるので、ひと工夫してみましょう。
4 ネイル
オンライン面接で、ふとした時に手元が見えることも。
そんな時、伸びた長い爪や派手なネイルだと、その印象がついてしまいます。
きちんと整えて、清潔感を演出しましょう。
5 アクセサリー
ピアス、ブレスレットといった装飾品は、面接であえてつける必要はありません。
腕時計をつける場合は、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いた色やデザインのものにしておくと無難です。
身だしなみのポイント~男性編~
続いて、男性の看護師は、オンライン面接でどの点を気をつけるべきか、身だしなみのポイントを解説します。
1 服装・スーツ
服装は、黒、紺、グレーのダークスーツが基本。
女性の場合と同様に、Yシャツは顔映りが明るくなる白色が◎。
スーツはシワが目立っていないか、ほつれがないか、袖口が汚れていないか、ボタンが取れていないか、事前に確認しておきましょう。
✔ネクタイの色・柄
ネクタイの色は、ピンクなどの派手な色や動物やキャラクターなどの柄は、遊びの要素が感じられることがあるので避けたほうが無難。
✔ボトム・靴下
ボトムや靴下は、モニターに映らないだろうと油断するのは禁物です。うっかり見えることもありますし、見えなくてもきちんと装っていることは醸し出されます。
✔リクルートスーツ
ちなみに、学生時代に着ていたリクルートスーツは「新人」「頼りない」という印象を与えてしまうかもしれませんのでできれば避けます。新天地で実力を発揮できるよう、しっかりした印象を与える演出をしましょう。
2 髪型
男性の場合、整髪剤を何もつけていない状態の髪だとスーツとバランスが取れていないように見えてしまいます。
カジュアルすぎて見えたり、子どもっぽく見えてしまわないよう、ジェルやワックスを使って髪を整えるとスマート。
前髪は短くしておでこが出るような髪形にすると、明るさや清潔感が出やすく、好印象につながります。
3 ヒゲ
ヒゲはきれいに剃っておくと◎。
仮にきれいに整えられているヒゲでも、剃っている人と比べれば不衛生に見えがち。
とくに医療業界は衛生面に重きを置く業種なので、きちんと剃っておくほうが好印象を与えることができます。
4 手元
伸ばした長い爪だと不潔な印象を与えるので、短く整えておきましょう。手元は、ふとした時にモニターに映る可能性があります。
細部まで気を配って整えておくと自信にもつながり、堂々と面接に挑むことができますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オンライン面接での身だしなみについて、気をつけるべきポイントを解説しました。
人は見た目ではなく、中身が大切! とはいえ、相手となる面接官は人間です。
面接官がどう感じたかによって、「この人はキチンとしていて、しっかりしている。優秀だ」と評価が左右され、「この人を採用したい」と合否にまで影響を及ぼします。
ご紹介したことは基本的な事が多く、個性が抑えられるような感じもして「つまらないなぁ」と思うかもしれませんが、面接は通過点。志望する職場で働くことができ、希望とするキャリアが築けるよう、この記事が参考になれば幸いです。
コチラの記事も参考に!
面接の前に準備しておきたい自己紹介文、看護師の面接でよくある質問と回答例、逆質問内容について、こちらの記事もチェック。
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スーパーナース編集部
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